10月8日(水)に5・6・7期卒業生の保護者の方、3名に来校していただきPTA保護者懇親会を開催しました。今年度は、昨年のPTA役員会から継続協議してきた〈卒業後、数年経過した方のお話を聞く〉という新企画を試みました。これまでの卒業後、半年を経過した職業生活のお話ではお聞きすることができなかった〈障がい年金の実際〉や〈リワーク(再就職)のプロセス〉、〈グループホーム利用から一人暮らし〉、〈お給料などの金銭管理〉など、とても勉強になるリアルな話を聞かせていただくことができました。
食品加工分野の生徒たちが作ったマドレーヌを美味しくいただきながら90分の懇親会は、あっと言う間に時間が経ったように感じました。終始、真剣ながらも笑いありの忌憚のない本音の対話が続き、アットホームで充実した雰囲気となりました。
卒業生保護者の方たちの「むらのの子どもたち、在校生保護者のために!」という熱い思いが伝わってきました。PTA活動への参加はもちろんのこと、在学中の保護者同士、教員と保護者、そして親子の日常的な対話がとても大切であること、そして障がい年金の申請や療育手帳の更新など、さまざまな障がい福祉の仕組みを保護者が早くから知っておくことの大切さなど、多くのアドバイスをいただけた有意義な懇親会となりました。
【参加保護者の感想より】
・まだまだ実感の無い話もありましたが、とても楽しく聞きやすかったです。また、在学中から取り掛かれる課題もあり参考になりました。
・子どもの特性や性格も合わせて教えて頂けると、より就職後の姿が想像しやすかったかなと思いました。ありがとうございました。
・例年は、卒業してすぐの方のお話でしたが、今年は、何年か経った方のお話で、離職してからのお話や、一人暮らし、お金の話など色々なお話が聞けて本当に良かったです。卒業した後のお話は、なかなか聞けないので、ありがたいです。(卒業生も聞ける機会があればと個人的には、思います)
・就職がゴールではなく、就職してからが学校時代よりもずっと長く、色々あると思うので、卒業後何年か経った人達の体験談を聞けたのはよかった。とても参考になった。ネット上にも体験談など載ってるが、匿名だし、話を盛ってるかもしれないし、どこまで本当か分からない。むらのの先輩方直々の話なので凄くリアリティがあった。
・就労に向けて親としての不安がありましたが知らなかった障害年金の話や就ポツの話が卒業生の保護者様からリアルなお話を聞く事ができ少し理解でき参加して本当によかったです。
・卒業後のそれぞれの生活についてのお話や障害年金のことを詳しく教えて頂き大変参考になりました。参加させて頂き良かったです。ありがとうございました。
・母親の代理で初めて参加させていただきましたが、ざっくばらんに自由に本音で話し合い、色々な情報を共有できる機会であったと感じました。
・1年生の保護者としては、近い将来に遭遇する問題、課題についての情報が得られ有意義な時間でした。
・和気あいあいとしながらも卒業生の保護者様のしっかりした話術に感服いたしました。参加させて頂けて本当に良かったです。ありがとうございました。障害年金を難しく感じていましたが経験話を通して身近に感じる事ができ、早め早めに対策していきたいと思いました。