PTA性に関する講演会

12月10日(水)に関西医科大学 看護学部 助教の竹中加奈枝さんを講師にお招きし、2年振りにPTA「性に関する講演会」を開催しました。助産師である竹中さんには、毎年、生徒たちの性に関する学習「いのちの教室」の講師や個別相談でも、すでに8年間継続してお世話になっており、思春期にある生徒たちの性に関する悩みや課題について助言や指導をしていただいています。

今回の主な講演内容は、①現代の子どもを取り巻く性行動に関する状況、②現代の子どもを取り巻く性被害について、③現代の子どもの性を取り巻く環境とは ーむらのに通う子どもたちー、④子どもたちへの性に関する教育の必要性、⑤思春期にみられる性に関する問題行動とは、⑥親が感じる困りごとなどについて〈包括的性教育〉というキーワードを絡めたお話でした。

事後アンケートの感想にも述べられているように、現在、高校生という思春期真っ只中にある子ども、そして卒業後には社会人となる子どもを育てる保護者としては、本校での子どもたちの性に関する学習の継続的な取組みを知る、また家庭での対話の大切さについて学ぶ貴重な機会となりました。

 

【参加保護者の感想より】

・家庭では性に関してのことを子どもにどのように話したらよいのか分からなかったのでお話が聞けてとても勉強になりました。貴重な機会をいただきありがとうございました。

・性に関する行動は生活と密接しており、家庭生活において保護者の果たす役割は大きいと思いました。

・今までむらの以外でも性に関する講演会には参加させて頂いたことがあるのですが、先生もおっしゃっていたように忘れているところもあるので、再来年もあれば見直しも兼ねて参加させて頂こうと思います。

・SNSでプライベートな事を話さない、送らない。面と向かって気持ちを伝える。子どもに説明する時にとても分かりやすい教え方だな、と感じました。ありがとうございました。

・性教育って、何処かの部分的な教育ではなく、包括的な人生教育だという考え方にとても共感されました。私の思い込みかもしれなかったけど、息子は情報誌も読んでおらす、マスターベーションもまだ知らなそうで、早く教えなくてはと思っていました。それをピンポイントで教えるにはどうしたら良いか悩みのタネでしたが、包括的な人生教育だと捉えると、家庭で自分でも子どもに伝えるストーリーが浮かび、取り立てて改まらずとも話すチャンスは増えそうで、気が楽になりました。今回、このような研修を受ける機会が得られて非常にありがたかったと思います。遅くとも3年前に受けられていれば良かったと感じており、弟にはこれからチャンスを見て話していければと思っております。内容的には、性被害は男性にもあり、特に障害者の確率は健常者よりは高くなる可能性があり、更に発覚しにくいという事実を改めて知り、その辺も含めての教育というか、話ができる環境作りも必要であると感じました。

・親子で話せた方がいいのはわかっていても、自分も友達と話して知識を得たので教え方がわからない学校で教えてもらえるのは助かります。

・子どもたちが社会参加していくためには,人前でしてよいこと、絶対にだめなことなど、生活のルールを知り、行動できるように教えていこうと思いました。この度は、貴重な講演会を開催していただき、ありがとうございました。学校で生徒たちが「いのちの授業」を受けた日、帰宅後に息子と授業の内容や性に関する疑問について話す時間を持つことができました。保護者向けの講演会の内容も主人と共有し、家庭の中でどのように向き合っていくかを改めて考えるきっかけになりました。子どもにとって、家族の中に性のことについて相談できる人がいることは大きな安心につながると思います。これからも、具体的な言葉で丁寧に伝えることを意識しながら、子どもとのコミュニケーションを大切にしていきたいと思います。

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