昨年着任して以来、入学式ごとに生徒の皆さんに「あいさつ」の大切さを伝えてきました。人から「あいさつ」されて気持ちを害する人はいないでしょう。「あいさつ」すれば自然と次の話がしやすくなります。
みんなが「あいさつ」できるように、昨年4月から、下校時に自転車置き場に立ち、「さよなら」と声掛けを行っています。
初めのころは、「さよなら」と返事をしくれたり、声は聞こえないのですが、口元が「さよなら」と動いている生徒もいるのですが、残念ながら「だれ?」っていうような顔で素通りする生徒や声をかけている私がまるでいないかの如く、まっすぐ前だけ見て横を通っていくような反応が多かったです。
「よし、すべての生徒があいさつできるしよう!」以来、毎日とはいきませんが下校時の挨拶を続けています。
当番とか決めてはいないのですが、時間の空いている先生方も来てくれるようになり、「さよなら」の挨拶はもちろんのこと、気になる生徒にはいろんな話をするなど、今では、下校時の自転車置き場は、あちこちから「さよなら」という声が聞こえてきます。
10月に入学したばかりの生徒も大きな声で「さよなら」と返事をしてくれ、中には「准校長、今日なぁ」っと、話しかけてくれる生徒もいます。「こんにちは」「さようなら」の挨拶や「ありがとう」のお礼の言葉が自然に出る学校になればなぁと思いつつ、9時5分前から自転車置き場に立っています。