本校の充実したサポート体制の強みを発信する取り組みの一環として、今年度より中学校教員向けの説明会を実施しました。府立高校の定時制課程は、多くの中学生にとって進路の選択肢に入りにくいのが現状です。
そこで、希望者が増加している府立唯一の通信制課程と合同で開催しました。通信制の課程の魅力に加え、本人の実情に寄り添った学校生活を支える本校の定時制の課程の充実した体制についても、同時にお伝えすることができる場となりました。
本校の定時制の課程では、完全単位制を採用しており、一人ひとりが自由に授業を選択できます。そのため、自分のペースや好みに合わせた時間割で学校生活を送ることが可能です。また、個々の事情により毎日登校が難しい生徒でも、授業の選択によって登校日数を調整しながら通学することができます。
多くの中学校教員の皆さまに、下記の事例等を通じて本校定時制課程の強みをご理解いただけたと感じております。私学や府立の全日制の課程に進学した生徒が、やむを得ず転学を検討する際には、通信制だけでなく定時制という選択肢もあること、また、不登校を経験した生徒など特別な配慮が必要な生徒に対しても、本校の定時制課程であれば通学の可能性があることを知っていただく貴重な機会となりました。
今後も、中学生や転学を検討する高校生の進路選択肢の一つとなるよう、桃谷高校定時制課程の魅力をさらに高めてまいります。
＜事例１：不登校経験のある新入生の登校支援＞
①調整内容：本人と保護者の意向により週3日の登校を選択
②成果：前期の授業の単位はすべて取得。後期も順調に学校生活に慣れれば、登校日数の増加も検討
＜事例２：編転入生の柔軟な単位取得と登校調整＞
①調整内容：前任校にて一定数の単位を修得しているため、卒業までに必要な単位にかかる授業を選択
②成果：取得単位数にともない週当たり登校日が調整可能となる年度（特に最終学年）あり