改善点が生かされた防犯研修

 本校は通信制の課程と定時制の課程があり、10代から80代の幅広い年代の生徒層、外国にルーツある生徒数も定時制でトップレベル、身だしなみも自由、授業による在校時間も生徒により異なるなど、学校の特性上、来校者を一見して不審者かどうかを判断することがかなり困難な状況でした。

 そこで、生徒の安全確保第1として、昨年度、生徒保健部が中心となり、定通共通の防犯研修として生野警察署と連携し、犯人役(警察官)が侵入してきたことを想定したロールプレイングを実施しました。その後、振り返りとして教員研修を実施し、来校者の挙動が少しでも不審と感じたらまずは声かけをすることや案内板の工夫、定期的にトイレや更衣室のチェックなど、課題に対する改善点を防犯計画や学校運営に反映させました。

 今年度も生野警察署に昨年度と同様のロールプレイングを実施していただくことになりまた。急遽、防犯研修の前日に実施した事前研修にも多くの教員が自主的に参加され、改善点が生かされるように話し合いをしました。その甲斐もあって、昨年度に比べ、生徒への指示や教員間の連携も格段によくなり、死傷者が0名という結果となりました。

防犯対策を実際に行わないことが何よりですが、万一に備えて、不審者発見時や対応中の教職員の連絡方法など、より一層、防犯対策の精度を高めていきたいと思います。

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