台風10号の影響で風の強い9月7日(月)、おふたりの外部講師をお招きして部落問題に係る人権研修を実施しました。
おひとりめの講師から、「現在もなお部落差別が存在する」という状況のもと、平成28年に施行された「部落差別の解消の推進に関する法律(部落差別解消推進法)」のお話と、近年起こった差別事象やインターネット上の差別事象の紹介がありました。その後「部落差別はなぜできたのか」「どんな差別があったのか」等、歴史的なお話をいただきました。
後半は講師が替わり、地域での取り組みの話がありました。地域に若者が定着するような仕組みや子ども食堂、子どもに限らず利用できる「みんな食堂」や小中学生を対象とした居場所事業など、部落差別の解消のみならず、すべての人が生きやすいまちづくりの取り組みが紹介されました。最後に、学校で部落問題学習を進めるための提案もいただきました。
歴史と現状、まちづくりの取り組みなど、学ぶことの多い時間となりました。今日お伺いした内容を今後の教育活動に生かしていきたいと思います。