夜間学級を訪問しました

 10月4日(木)、選択総合集中の授業と教員の新着任研修を兼ねて、大阪市立天王寺中学校夜間学級を訪問しました。

 16時30分に学校に集合し、大阪シティバスに乗り天王寺中学校へ向かいました。学校に着くと、はじめに教頭先生から夜間学級の概要について説明がありました。現在の在籍は34人、ここ数年生徒数が減り続けているそうです。生徒さんの最高齢は83才、10代の生徒さんが2人いて平均年齢は54歳だそうです。韓国、中国、台湾、フィリピン出身の生徒も在籍しています。

 説明を受けた後、授業に入らせてもらいました。本校生は、中学生と同じプリントをもらって一緒に学習したり、中学生の横に座ってわからないところを教えたりしていました。夜間学級の生徒さんは積極的に発言し、一生懸命学習していました。本校生もその姿から感じるものがあったと思います。

 2時間の授業の後、音楽室に移動して交流の時間となりました。本校生から、「どうして夜間学級に通おうと思ったんですか」「中学校で楽しかったことはなんですか」等、質問しました。「小さいときに学校に行けなかった」「これまで、仕事をしてきたけど、やりたい仕事じゃなくできる仕事をしてきた。学校出てたらやりたい仕事があったのに」「子どもが生まれて、役所に届けるときに字が書けなくて・・」と、これまでご苦労されたことをお話しいただきました。また「字が書けるようになりたい」「字が読めるようになりたい」「3年後には桃谷高校に行きたい」「勉強がとても楽しい」「お互いに助け合って楽しくやってる」「死ぬまで勉強したい」と本当に楽しんで学校に通い、熱心に学ばれているのが感じられました。そして、「桃谷高校に通えてる君たちがうらやましい」「勉強頑張って、自分の目標を達成してください」「つらかったら遊びにおいでや」と、温かい言葉をかけていただきました。

 授業と交流を通じて、本校生は学ぶことの意味、高校に通えていることのありがたさなどを感じたことだと思います。本校には夜間学級卒業の生徒がたくさんいます。その生徒たちも、同じような思いをしながら夜間学級に通い、今本校に通学していることだと思います。私たち教員は、生徒一人ひとりの「学びたい」「学校に行きたい」という思いをしっかり受け止め、生徒を支援していかなければならないと一層強く感じました。

 11月には、本校で夜間学級生対象の体験授業があります。今回出会えた生徒さんと、体験授業で会えるのを楽しみにしています。