IBARAMA~課題研究~

●探究とは

学問とはなんでしょう。広辞苑によると、"一定の理論に基づいて体系化された知識と方法"とあります。つまり知識を蓄えることが学問なのではなく、真理を探究し新たな知識や視点を生み出すことこそ学問なのです。本校の学校設定教科「探究」では、本当の"学問をする"ことについて、順序立てて学び、実践していきます。

具体的には、課題発見および解決に必要な知識および技能を身に付けるところから、自ら課題を設定し解決していく課題研究までの探究活動を段階的に学びます。



●本校の取り組み

全国に先んじて、本校では2011年度入学生(66期生)から課題研究の授業が始まりました。令和4年度からは「教育課程特例校」に指定され、教科「探究」を設定し、探究活動を実施しています。

IBARAMAの由来

接尾辞-ramaはギリシャ語由来で、英語の"view"にあたります。文明の発祥以来人類が蓄積してきた知識をまた深化させ新たな視点を加える、という意味を込め、茨高生が自ら新しい視点で自分の考えを深め発信することを願い命名されました。


1年生【IBARAMAⅠ】

探究活動に必要な、基礎的素養を複合的に身につけます。地域社会の諸課題および地球科学を題材に、文献調査や数学的な手法、科学的な手法を用いて探究活動を行います。


2年生【IBARAMAⅡ】

2年生では、自分の興味関心に合わせて選択した講座のテーマを題材に、自ら設定した課題について、調査・実験・考察・発表を行うことにより、課題解決能力を育成します。専門分野の知見に触れその端緒に踏み込むことにより、問題の本質を見抜く力をつけるとともに創造的な学習態度を身につけます。


  タイトルおよび概要一覧

   こちらから、昨年度の全チームのタイトルおよび概要をご覧いただけます。


情報分野との連携【IBARAMAⅢ・IBARAMAⅣ】

探究活動と並行して情報セキュリティや著作権、情報デザインやプレゼンテーションなどと一体的に学ぶことによって、より実践的な課題発見・解決に必要な知識・技能を複合的に身につけます。


2年間の大まかな流れ

学年
1年生 
2年生 
時期
前期
後期
前期
後期
活動
⇒基礎知識の習得⇒ ⇒地球科学に関する探究基礎活動⇒
          ⇒地域の諸課題に関する調査学習⇒
⇒⇒課題研究⇒⇒
習得スキル
情報モラル
プレゼンテーション
情報収集
課題の設定
調査方法・分析
発表
データ分析
情報デザイン
プログラミング
モデル化・シミュレーション


伴走アドバイザー(京都大学大学院文学研究科哲学専修との連携

探究の伴走アドバイザーとして、京都大学大学院文学研究科哲学専修の博士課程の方々にご協力いただいております。
博士課程の方々には、生徒とともに問いを深める "伴走者" として関わっていいただいております。
答えを与えるのではなく、問や仮説の設定から論理の組み立て方などを、共に考え対話しながら進む、それが本校の
「伴走アドバイザー」です。



●校内合同発表会

2年生の1年間の締めくくりとして、2月に校内合同発表会を行います。

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↑発表の様子。全チームが各教室に分かれて発表します。

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↑代表発表の様子。1,2年生全員が発表および質疑応答の様子を視聴。鋭い質問に対し、端的で正確な回答を行うなど、非常に緊張感のある発表です。



GLHS10校合同発表会

大阪大学との共催により、大阪大学にてGLHS10校の代表生徒による人文・社会科学分野の研究発表が行われます。

過去10年間の発表タイトル一覧

(タイトルをクリックすると発表要旨がご覧いただけます)

年度

タイトルおよび発表要旨

備考

2016年度

金属樹の成長

2017年度

音が与える植物の生育への影響

大阪大学賞受賞

2018年度

《最後の晩餐》ダ・ヴィンチの思惑~謎の手に隠されたもの~

大阪府教育委員会賞受賞

2019年度

全ての人に食の安全を伝えるには~より認知される食材ピストグラムの提案~

2020年度

笑顔が幸せを呼ぶ

2021年度

マリアンヌ~民衆を導く女神の正体~

大阪府教育委員会賞受賞

2022年度

「かわいい」の因数分解

大阪大学賞受賞

2023年度

ペンギンにやさしい個体識別

2024年度

太宰治『人間失格』についての研究~「失格」することと「安心感」~

2025年度

「恐怖」と「徳」~ロベスピエールにおける「死刑」~

大阪大学賞受賞