令和5年度 公開授業週間の実施

10月2日(月)~13日(金)の2週間、公開授業週間を実施しました。

当初は本校教員間での授業見学を通じた授業力向上を目的に実施してきましたが、数年前から北河内地区の府立高等学校や高等支援学校、共生推進教室設置校、支援学校などの先生方にも本校の授業の取り組みを知っていただく機会とするなど、徐々に公開範囲や目的を広げてきました。

昨年度からは、さらに大阪府下の全中学校にも広く告知し、本校、いわゆる「就労による社会自立をめざす高等支援学校」に入学後の生徒の学校生活や学習の様子を知っていただき、各中学校の進路指導に活かしていただく機会としています。今年度も、お忙しい中、多数の先生方にお越しいただき、有意義な情報交換ができました。

また、6月に実施した中学校、中学部の担当教員対象の「むらのセミナー」を、この期間中に「第2回むらのセミナー」として計2回実施させていただきました。10月に入り、来春に向けた各中学校での進路相談も具体的に進む中、セミナーに参加いただいた先生方に本校の概要や学習、実習、進路指導などの説明を聞いていただき、意見交換しながら授業見学をしていただきました。見学後の質疑応答では、やはり進路に関する内容が多くあり、本校のことをより理解していただくことができたと実感しています。

地域におけるセンター的な役割も含め、今後も、このような取り組みを続けていき、本校のことをより知っていただく機会としていきたいと考えています。

【むらのセミナー参加者の事後アンケートより】

●大変丁寧にご説明いただき、様子がよく理解できました。中学校で支援担をやっている先生は、必ず 見学をした方が良いと思いました。中学のなかでは進路担当・支援担当が高等支援、共生推進室などに必ずしも詳しいわけではなかったり、生徒保護者本人から希望が出てからはじめて調べたりすることが多く、事前に知っているかどうかで進路指導の幅も変わってくると思います。

●カリキュラムや授業の内容(全て就職に関連がある)などとても勉強になりました。単なる進学先の1つではなく、本人・保護者への学校に対する理解が大切と感じました。見に来てよかったです。ありがとうございました。

●学校での取り組みがよくわかりました。企業就労に向けて、色々な訓練や取り組みをされているのを実際に見させてもらえて大変勉強になりました。今回知れたことを教員、保護者に伝えたいと思います。本日はありがとうございました。

●支援学校→高等支援に向けてどんな力を身につけた上で進学すべきなのか(基本的な生活習慣、あいさつ)について、実際の生徒たちの姿を見せて頂きながら考えさせられる時間になりました。学校に戻り、生徒・教員へ伝えていこうと思います。本日はありがとうございました。

●むらの高等支援学校の概要と共に学校見学もできたことが今後の進路指導に役立てることができます。初めての参加で学校の雰囲気、生徒の挨拶が素晴らしいことにも驚きました。