夏休みアフターフォロー訪問

8月に入りTVニュースや新聞では、枚方市の最高気温が全国最高と報道される日もあるような猛暑日が続いていますが、本校も7月26日から8月24日まで夏休みに入りました。本校では在校生の夏休み期間に合わせて、春に社会へ巣立った卒業生(今年度は6期生)のアフターフォロー訪問を行っています。もちろん進路担当者が各地域の障がい者就業・生活支援センターと連携し、すでに進路先には訪問していますので、この夏は旧学年担当者による2度めの訪問となります。

「就職はゴールではなくてスタート。長く働き続けることが大切!」とよく言われます。

企業に就職することは簡単なことではありませんし、高等支援学校に在籍しているからといってそれが約束されるものでもありません。生徒本人や保護者の方の3年間の相当な努力の積み重ねがあってこそ、結果として到達できるものです。そして更には、その卒業時点の「就職」以上に、卒業後1年、2年...そして5年、10年と長く安定して働き続けていく「職場定着」を、本校ではより大切な目標(ゴール)としています。

8月1日(火)、3日(木)と2社を訪問してきました。どちらの担当上司の方からも「順調に頑張ってくれていますよ!」との、お言葉をいただき有難く幸せな気持ちになりました。2人とも同期入社の仲間やスタッフの方とも上手く人間関係がとれているようで、現場実習の際に取り組んだ作業に加えて新たな仕事も担当しているそうです。

訪問当日には、在学中に何度も繰り返し話してきた「卒業後に就職すれば、先生と同じ対等な社会人になります。覚悟はできていますか!?」の言葉を再確認するために私の名刺を手渡しました。2人とも在学中に名刺交換の学習をしたきりで、初めて名刺を受け取ったそうです。

「学校に通っている時は、むらのはしんどい...きびしい...と思っていたけど、今は、学校の方が楽だったと思っています。毎朝5時半に起きて6時半には家を出ています。新しい仕事が増えて、覚えるのも大変だけど、お給料で趣味の品を買ったり、髪の毛をセットしに行ったりできるので、今の方が頑張れます」

「社会人の方が楽しいです。むらのの3年間の方がしんどかったです。現場実習で取り組んでいた清掃からPC事務と製造に仕事内容が変わった時は少し戸惑ったけど、今はその方が時間の管理もしやすくて良かったと思っています。お給料でiPad Proを購入できたのがうれしいです。リラックスできるし、仕事のモチベーションにもなっています。時折、職場の仲間とも仕事帰りに遊びに行ったり、土日にはオンラインゲームをしたり、プライベートでも楽しく過ごせています」

春から社会人となり、それぞれの職場で奮闘している6期生の皆さん!

職場の皆様方からのナチュラルサポート(※注釈)に感謝しながら、「むらの」の3年間で培った「働く上で必要となる大切な力」を存分に生かして働きましょう。焦らず自分のできることに誠実、そして謙虚な姿勢で取り組んでください。それが職場のため、会社のため、社会のため...そして自分のために必ず繋がってくるはずです。

※障がいのある人が安定して働き続けるために必要な様々な支援を、職場の従業員が自然(自発的)に、または計画的に提供すること。現場実習やアフターフォロー訪問において生徒本人に適した仕事、環境、条件になるよう事業所と調整していく上で、教員や就労支援員などのジョブコーチ的な担当者が全てを直接支援するのではなく、むしろ共に働く従業員の主体的な支援を引き出すことが大切とする職場における支援の考え方。