人権HRを実施しました

 みなさんこんばんは。准校長の中濵です。

 本日7月6日(水)に、第1回人権HRを年次ごとに実施しました。各年次のテーマ・目的は以下のとおりです。

 1年次は「夜間中学校について知ろう」というテーマで、1年次に在籍する多様なルーツの生徒の話を聞き、学びにかける思いを共有するとともに、夜間中学のできた経緯や「学ぶ権利」を獲得するために闘った人々の歴史を学び、今日的な課題についても考えることを目的としました。

 2年次は「SNS・インターネットから考える人権問題」というテーマで、実際におきた事例を紹介しながら、一人ひとりが被害者にも加害者にもならないための知識や、正しくSNS等を活用する態度や自他の生命を尊重する態度を養うことを目的としました。

 3年次は「平和学習」というテーマで、12月に予定されている広島への修学旅行における平和学習の一環として、唯一の被爆国であるわが国の歴史を学び、戦争は最大の人権侵害になることを確認するとともに、反戦・反核の態度を養うことを目的としました。

 4年次は「就職活動から考える"おかしさに気付く"ということ」というテーマで、面接時の違反質問などを例に「能力・意欲・労働条件に関すること」とそれ以外を分けて考えることができる力を育てることや、さまざまな社会問題や矛盾に気付き行動することで社会に影響を与えられる重要性を理解することを目的としました。

 各年次の担当の先生がそれぞれに工夫をこらし、映像資料の視聴やワークシートの記入、グループディスカッションなどを通じて、人権HRを展開しました。さまざまな人権に関わる内容にふれ、知り、考え、行動することで、より豊かな人間に成長していってもらえればと思います。

 今年度は11月と1月にも人権HRを計画しており、それぞれの年次や現在の状況をふまえて、より効果的な人権学習を展開していきます。