みなさんこんにちは。准校長の中濵です。
本日、9月2日(木)、「部落差別とわたし〜住吉に生まれて〜」というテーマで校内人権研修を実施しました。講師は、住吉に生まれ、現在は住吉隣保事業センターに勤めておられる藤本真帆さん。
住吉の歴史とまちづくりの話をはじめ、ご自身の差別を受けた体験や、一旦地域を離れた後に地域に戻ってからの気づき、現在の様々な取り組みなどについて、約1時間にまとめての講義となりました。
講義の後は質疑応答や意見交換。教職員の方々の発言からは、講義の内容を自分自身の体験も重ねながら、それぞれの受け止め方をしていたことがうかがえました。
「あいまいな情報に惑わされない」「知識をつける」「できることから始める」「たくさんの人を知る」「大切な人を大切にする」など、それぞれ納得できる言葉が多い中、私が最も印象に残ったのは「相談できる環境づくり」。
過去につまづきの経験のある生徒さんたちに高校卒業の資格を獲得してもらうためには「相談できる環境づくり」は必須です。この研修を通じて、セーフティーネットとしての本校のミッションを果たしてきたいという思いを強くしました。
藤本真帆さん。ありがとうございました。