晴天に恵まれた9月29日(火)、前期卒業式を挙行しました。今回の卒業生は12人です。式への参加者を少なくするため、今回もご来賓にはご遠慮いただき、卒業生と在校生、卒業生の保護者やご家族、教職員のみで式を挙行しました。
卒業生した12人は一人ひとりに様々なドラマがあります。「一旦他の高校に入学したもののうまくいかず本校に転入学や編入学した人」「いわゆる学齢期に学ぶことができず中学校の夜間学級を経由して本校に入学した人」「外国にルーツがあり日本語と高校の学びを両立させた人」「働きながら通学した人」など、それぞれがいろんな思いをもって本校での生活を送り、卒業の日を迎えました。准校長より一人ひとりに卒業証書を授与しましたが、本当に価値のある卒業証書です。ご卒業おめでとうございます。
「卒業の言葉」で登壇したのは、外国にルーツのある卒業生でした。日本に来た当初は、日本語が全く分からず、とても苦労したそうです。それでも桃谷高校に入学し、日本語の勉強と学校の勉強を頑張り、卒業を勝ち取りました。卒業後は専門学校で、もっと日本語を勉強したいそうです。卒業生の言葉の最後に「自分の夢は親切で丁寧に対応できる人になることです。出身の国のみなさんに、日本の生活と日本の素晴らしいところを伝えられるような仕事がしたい」と堂々と語ってくれました。
式後は、生徒会が主催する「卒業生を送る会」があり、教職員からのメッセージが映像で流されました。準備してくれた生徒会役員のみなさん、ありがとうございました。