教職員対象「人権侵害防止研修」を実施しました

 桃谷高校では、毎年この時期に課程や部を越えて、桃谷高校に勤務するすべての教職員を対象とした人権侵害防止研修を実施しています。

 今年度は、8月28日(金)午後に、学校の北側にある生野区民センター内「リゲッタIKUNOホール」で「性的マイノリティの人権課題を踏まえた職場におけるハラスメントの防止について」と題して、宝塚大学看護学部 日高庸晴 教授 にご講演いただきました。日高先生からは、様々な調査結果をもとに性的マイノリティの子どもたちの置かれている状況についてのお話がありました。全国調査や三重県立高校生への調査から、性的マイノリティの人のいじめ被害や不登校、自傷行為の経験率が非常に高いこと、「学校には自分に安心できる場所がある」の肯定率が低いことなどが紹介されました。その他、たくさんのデータをご紹介いただき、生徒が安心して過ごせる学校づくりについて改めて考えさせられました。時間の関係で、ハラスメント防止についてのお話しは少しでしたが、生徒が安心できる学校であることが、教職員が安心して働ける職場につながると感じています。

 日高先生には、ご多用の中、また非常に暑い日にお越しいただき、感謝申し上げます。お話しいただいたことを今後の教育活動に生かしたいと思います。