前期卒業式を挙行しました

     

 桃谷高校定時制の課程は単位を半期認定しており、春と秋の年2回卒業式を行います。9月27日(金)は前期の卒業式でした。Ⅲ部の卒業生は12名。編入学や転入学した生徒もいて、卒業生の本校での在籍期間は最短の人で6か月、最長の人で5年です。最高齢は84才です。それぞれが、自分のペースで学んで卒業を勝ち取りました。

 卒業式は18時に始まりました。卒業証書を授与したのち、大阪府教育委員会と全国高等学校定時制通信制教育振興会からの表彰を行いました。桃谷高校Ⅲ部での学びや取組が顕著であった生徒への表彰です。

 その後、准校長式辞。桃谷高校での頑張りをたたえ、卒業後は社会で大きく羽ばたいてほしいという思いを伝えました。続いてご来賓を代表して後援会の会長からご祝辞をいただきました。ご自身が中学校卒業後高校には行かずに働き、37才で桃谷高校へ入学して学んだことやご自身の経験を通して学ぶことの大切さをお話しいただきました。何度聞いても胸が熱くなるお話です。

 在校生からのお祝いの言葉に続き、卒業生の代表が思いを語りました。「高校を中退して働いていたものの、高校卒業でないと取得できない資格があり、卒業証書を受け取るために桃谷高校に編入学した。」「桃谷高校Ⅲ部で学ぶ中で、教職員の生徒へのかかわりを見ていて、自分も定時制高校の教員になりたいという夢ができた。」と話してくれました。教職員にとって、とてもありがたい言葉でした。夢の実現に向け、これからも努力してほしい、いつか一緒に働きたいと感じました。

 このたび卒業した12名は、様々な困難を乗り越え卒業を勝ち取りました。本当に価値のある、重たい卒業証書を一人ずつに授与でき、とても感動しています。