午後は学校紹介と講演、グループワークが行われました。
参加者が講堂に集まり、各校が順番に学校紹介を行いました。ここでも、生徒が韓国朝鮮語と日本語で進行を行いました。中には韓国の好きな芸能人を話す生徒もいました。各校の紹介の後、2つ学校がサムルノリの演奏を行いました。練習時間が短かったと聞きましたが、とても素晴らしい演奏でした。
素晴らしい演奏を聴いたのちに、大阪市の民族学級で講師をされているソンセンニン(先生)からお話を伺いました。高校生のころに自分のルーツについて悩み、様々な出会いや体験を通して、今は自分のルーツと民族名を大切にして生きている姿に参加者は感じるものがあったと思います。お話の最後には、自身の体験を通して、韓国朝鮮にルーツのある生徒、周りにいる生徒、教職員のそれぞれに向けてのメッセージが話されました。教職員に対して「生徒のサインに気付いてほしい」と話されたことは、参加していた教職員だけでなく、すべての教職員が受け止めなければならない言葉だと感じました。講演の後、グループに分かれ感想などを話し合い、最後に発表を行いました。
フィールドワーク、食体験、文化体験、講演と、参加した生徒や教職員にとって、とても充実した1日になったと思います。生徒のみなさんは今日感じたことを大切に今後の高校生活や人との関係に生かしてほしいと思います。参加した教職員は、今日学んだこと感じたことを自身の教育活動に生かすとともに、周りの教職員にも広めてほしいと思います。来年度も、もっとたくさんの高校生や教職員が集まり、様々な出会いを体験し、多くのことを学んでほしいと思います。
素晴らしい交流の場を準備・運営いただいた府立外教の教職員の皆様に、心から感謝申し上げます。