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第1回 天高アカデメイア+(プラス)を開催しました

4/23・令和6年度 第1回天高アカデメイア
講師:大阪大学 微生物病研究所附属感染動物実験施設教授 伊川 正人 様

開催当日は台湾の高校生の訪問・研究発表が実施され、一部の天高生は言いたいことが英語で伝えられない、さらには「日本語でいいですよ」と優しく気を使われて打ちのめされているという姿も見られた。

こんな中、開催された今年度最初のアカデメイアは160名を超える生徒が参加する熱気あふれるものになった。会場に入りきれなかった生徒はサテライト会場でオンラインで会場の様子を視聴することになってしまった。

講師にお招きしたのは、6月に大阪で開催される日本ゲノム編集学会の大会長、伊川正人先生である。参加生徒の大半が1年生であるということで、遺伝子・ゲノム・染色体・DNAの違いからお話いただき、コドン、遺伝子突然変異、トランスジェニック生物、ノックアウトマウスなど徐々に発展してわかりやすくご教授いただいた。その後、クライマックスでは、遺伝情報を知ることの是非、ヒトにおけるゲノム編集、ブタからの臓器提供(「動物工場」との表現もあった)、不妊治療、この背景にある法整備など、とても1時間で考えきれない論点をお示しいただいた。

天高生は将来の世界の科学技術を発展させる担い手としてのふるまいが求められる。しかし、単に高等教育で「理系」を志望することを求めているのではなく、倫理・法律・経済・教育など様々な方面からアプローチできるような広い視野を持ってもらいたい。

 

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