第13回天高アカデメイアを開催しました
第13回 天高アカデメイア 「『量子』ってなーに？」
量子科学技術研究開発機構 村上 健 先生
令和３年１２月２１日(火) １６：００～１７：００ 化学講義室
量子の世界では、エネルギーが飛び飛びになったり、存在が確率で議論されたり、粒子が壁を通り抜けるなどわたしたちの日常感覚では全く受け入れられないことが起きている。そんな一見私たちとは関係のなさそうな量子だが、理解を深めていくとコンピューターや医療など、私たちの生活に不思議と繋がっていく。
【生徒感想抜粋】
・「そうかもしれないし、そうでないかもしれない。」この言葉が一番印象に残った。計算で答えが１つに決まっていると思っていた物理の考え方が大幅に変わった。なぜそうなるのか説明がつかないところがとても興味深い。
・私は「量子」という言葉をきいたことはあったが、どういうものなのかについて全く知らなかったので自分にとっては少し難しく感じた。ただ約120年前に発見されたということもあり、まだ明らかになっていないことや量子の最先端を知ってらっしゃる先生でも不思議だと感じること、説明しにくいことがあるのだと知り、これからこの分野がどんな風に応用されていくのだろうと思った。また、見方によって電子が「波」であると捉えられたり、「粒子」であるととられられたりするのも不思議な分野だと感じた。
