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第9回天高アカデメイアを開催しました

第9回 天高アカデメイア 「モデルに基づいたヒューマンロボットインタラクション」
京都大学 BRSCIC Drazen 准教授    

令和3年11月2日(火) 16:00~ 視聴覚教室  

ロボットの研究とは「より良い行動」を追究することにより、「より良い環境」を形成することである。そのためには人間の行動心理についての学問である心理学や経済学といったあらゆる学問について学びを深めることが必要である。つまり、ロボットの研究とは「ロボットについての研究」と「人間についての研究」が融合したものである。

【生徒感想抜粋】

・ロボットについての事前知識などなく、ソーシャルロボットという言葉もはじめて聞いたが、ロボットについて丁寧にわかりやすく説明していただけた。LiDARのセンサが、今使われいる最新の技術と聞き、いずれことセンサが日常的な機械にも標準的に取り付けられたら、と胸踊らされた。ソーシャルロボットという、いわゆる本やSFの世界だと思われていたテーマが、実現にかなり近づいていることは驚きだった。特に道案内をしていたロボットの映像に感動した。道に迷っている人を見分けることがロボットにできるなんて、と思った。また、ロボットいじめの問題に関しても興味をもった。

・テクノロジーがめざましく発展する今、かつて人々が行っていた「Work」が我々にとって代わってロボットが行うようになっている。そんなロボットについての研究をする上で、多くの人々は物理的に能力や演算能力に目を向ける傾向があり、僕もそうだった。しかしドラジェン先生の講演で、原点は人間の行動心理なんだと気づくことができ、ロボット研究の本質について深く学ぶことができた。

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