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第2回天高アカデメイアを開催しました

第2回 天高アカデメイア 「大阪の都市計画とその未来」
大阪市立大学 嘉名 光市 教授    

令和3年5月31日(月) 16:00~:視聴覚教室  

都市計画の基本は、「どこに何をつくるか、それをつくった時の人との関係をどう調整するか」を考えることである。理想の都市計画を実現するためには、社会との対話が必要となる。パンデミックや人口減少などでこれまでの社会のあり方が変わっている今、社会との対話を軸とする都市計画のあり方も変わっていくと考えられる。

【生徒感想抜粋】

・私は都市計画とその都市の防災について興味があります。パンデミック後には郊外で暮らすという人々の考えが生まれると聞いて、現在のICTの進歩や在宅ワークの増加から郊外で暮らしたい人、住居を転々としたい人が増えていると思っていたので、驚きました。おそらく、前述の2点はともに人々の居住のしかたの考え方にあてはまると思うので、今までより一層郊外化が進むのではないかと思った。

・都市計画と一言で言っても、その時代に求められるものによって、様々な考え方、取り組みがあること、都市計画には様々な分野の多くの人が関わっていることを知ることができました。実際に昔の計画や、世界の計画を見て、色々な気づきがありました。各土地の地形や文化にあわせて魅力を引き出す考え方だったり、ただ便利なものを、いいものを思いつきで構想化するのではなく、実現に至るまで多くの課題を解決しなければならず、思考力や観察力、想像力、表現力など、色々なスキルを身につける必要性を感じました。

・ICTの発達により人々が都市に集まる必要がなくなり、過疎化が軽減され、地方も活性化されることは喜ばしいことだが、これ以上人と人の関わりが減ってしまうと怖いと思った。しかし、ビルがたくさん必要でなくなった分、オープンスペースなど自由な場所が増えることでコミュニケーションが生まれるのであればそれは良いと感じた。「援助」という形だけでなく、根本的に仕事の在り方を変えて、みんながはたらきやすく、かつ自由な生活がおくれることは良いアイデアだと思う。

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