重要なお知らせ

令和7年度学校教育自己診断集計結果について(報告)

昨年12月に実施いたしました学校教育自己診断につきましては、お忙しい中ご協力頂きありがとうございました。集計結果を踏まえ、現状分析及び今後の方針、対応を以下のとおり策定しましたので報告いたします。

なお、選択式回答の集計結果(保護者対象、生徒対象)、学校経営計画(令和7年度版)及び北野高校の取組みについては以下のPDFファイルに掲載しておりますので、あわせてご覧下さい。

【選択回答に関して】

* %は、令和6年度→令和7年度 の肯定的回答(よくあてはまる+ややあてはまる)の比率

1.高い学力の育成

教員、生徒がともに真摯に学ぶ環境を追求し、高度な知識と教育スキルを兼ね備えた教員集団を確立します。授業を通じて生徒が学問に対する興味・関心を高め、自ら主体的に学び、さらに高度な学びに向かってチャレンジしていく意欲を高めます。生徒に育成すべき資質・能力として、生きて働く「知識・技能」、未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」、学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」を常に意識して取り組みます。

<学校教育自己診断参考データ>

  • 「授業では、ペアワーク・実験・実習・観察などの時間がある」(生徒92.3→98.1%)
  • 「授業は興味深く満足できるものである」(生徒88.7%→96.2%)
  • 「教え方にさまざまな工夫をしている先生が多い」(生徒89.9%→96.6%)

肯定的な回答の割合が増えました。今後も授業改善に努めます。

2.豊かな人間性と心身のたくましさの育成

本校の生徒は、将来、知・徳・体のバランスの取れたリーダーとなり、社会に貢献する使命を持っています。本校のあらゆる学習活動、学校行事、部活動やその他の課外活動等を通じて、互いの違いを認め合いつつ協力し、切磋琢磨する中で、高い志を持って何事にもチャレンジしていく心身を育成します。また将来の進路や生き方、命の大切さや人権、社会のルールやモラルについて考える機会を充実させるために、できる限りの支援をします。

<学校教育自己診断参考データ>

  • 「文化的行事に楽しく参加している」(生徒90.4→97.1%)
  • 「体育行事に楽しく参加している」(生徒85.2→94.0%)
  • 「ホームルーム活動が活発で楽しい」(生徒86.3→96.4%)
  • 「入学してから、ボランティアや地域貢献活動に参加したことがある」(生徒37.4→38.3%)
  • 「HRや講演会などで将来の進路や生き方について考える機会がある」(生徒90.5→96.7%)
  • 「命の大切さや社会のルールやモラルについて学ぶ機会がある」(生徒82.7→88.9%)
  • 「人権の大切さについて学ぶ機会がある」(生徒88.1→90.8%)
  • 「校則や社会のルール、モラルをきちんと守っている」(生徒91.2→97.6%)

こちらも肯定的回答が増加しました。今後も学校生活のあらゆる場面で生徒の豊かな人間性を育めるよう支援します。

3.次代のグローバル・リーダーの育成

・国際的な視野を育むとともに、グローバルな社会課題を多角的に学び、積極的にその解決策を提言できる生徒を育成するため、海外や大学との連携を図ります。海外交流は現在アメリカ、デンマーク、台湾としておりますが、今後もプログラムの充実に努めたいと思います。

・プログラムによって、ホームステイを含めた相互交流のものもありますし、そうでないものもあります。できる限りホストファミリーの協力を頂けるようお願いしております。

<学校教育自己診断参考データ>

  • 「授業で自分の考えをまとめたり発表する機会がある」(生徒90.4→96.7%)
  • 「本校で海外からの高校生徒の交流会、学内留学、海外研修、留学生とのディスカッション等、英語を使って海外の人と交流したり学んだりする機会がある」(生徒88.7→96.0%)

自分の考えをアウトプットしたり、生徒同士で討論する機会がどの授業でも増えています。国際交流の機会が増えたこともスコアの上昇に繋がったと考えられます。さらに本校の教育活動が充実したものとなるよう努めます。

4.保護者、府民への学校情報の提供、公開

学校からの情報の配信には、一層の充実と利便性を求めていくことが必要と考え、校長ブログとPTAブログを開設しています。個人情報やセキュリティに細心の注意を払いつつ、来年度よりライデンメールに代わり「さくら連絡網」を導入し、配付プリントをできる限り保護者宛に配信することも検討しています。また、年2回の授業公開、学級・個人懇談や保護者向けの進路説明会により、学校生活や進路に関する情報を提供していきます。

<学校教育自己診断参考データ>

  • 「学校の教育方針がよくわかる」(保護者87.5→90.4%)
  • 「学校は、教育に関する情報について配付物やメール、WEBページ等により、提供の努力をしている」(保護者81.9→84.7%)
  • 「学校は、子供の進路に関する情報を保護者に提供している」(保護者66.2→74.6%)
  • 「学校と保護者が話をする機会が、学級・個人懇談や各種説明会など設定されている」(保護者82.4→87.5%)
  • 「授業参観や学校行事に参加したことがある」(保護者91.7→94.5%)

配付プリントを保護者宛にメール配信することで、学校からの情報を提供できるよう改善します。

5.学校生活への満足度

学校生活全般を通じて、満足度を高められるよう教育活動の充実を図ります。学校生活において悩みを抱えた場合は、スクールカウンセラーによる「心のケア」も行っています。保護者の皆様におかれましても、お子様が健康的で前向きに学校での活動に取り組めるようサポートをお願いいたします。

<学校教育自己診断参考データ>

  • 「悩みや相談に親身になって応じてくれる先生が多い」(生徒89.4→94.9%)
  • 「相談事があるとき、担任以外でも保健室や相談室などで相談できる」(生徒81.2→88.8%)
  • 「学校へ行くのが楽しい」(生徒85.8→93.4%)
  • 「北野高校では他の学校にない特色ある教育活動が行われている」(生徒88.6→96.1%、保護者92.2→93.2%)
  • 「北野高校に来てよかったと思う」(生徒88.7→95.0%)
  • 「子どもを北野高校に通わせてよかったと思う」(保護者93.4→95.7%)

生徒も保護者も学校生活への満足度が向上しました。今後も、生徒が安心して学校生活を送れるよう尽力します。

【記述回答についての学校の考え方と検討状況】

1.学習活動、学校生活に関することについて

(1)授業について

・朝が早いので始業を年間通して8時30分に揃えてほしいとの意見がありました。本校では放課後の自由時間の確保のため、4~11月は8時10分始業としていますが、検討します。

・「もっと行事があれば良い」、「午前授業を増やしてほしい」という意見がありました。授業時数について単位数に応じて決まる規定の回数があるため、あまり多くできない事情があります。行事についてはLHRを有効活用するのが一案かもしれません。

・リモート授業について、全日制高校として、登校して対面授業を受けて頂くことが基本となります。何か支援を必要とされる個別の対応については、担任等を通じてご相談頂ければと思います。

・バスの遅延証明について、電車に比べて自然渋滞等で遅延しやすいかと思いますが、それ故に確認が煩雑になることも避けたく、できるだけ余裕をもって来て頂くお願いが基本となります。

・デジタル教科書の採用を希望する意見がありました。「教科書」は学校教育法で使用が義務づけられたもので、これまで紙の教科書が法的には正式であり、デジタルを使うとしても、紙との併用が必要でした。次期学習指導要領での授業(高校では今から6年後あたりでしょうか)では、デジタル教科書のみが使用できる状況になるかもしれません。

・学校のカリキュラムの見直しを求める声がありました。科目選択については進路実現や興味・関心に基づく部分が大きいと思いますが、学校全体のカリキュラムの編成に関しては、国で決まっている高校での必履修科目とその単位数、大阪府の文理学科の文科または理科にそれぞれ決まっている専門科目の単位数なども関係し、いろいろな要素が入ってきます。大学受験科目に極力近づけてはいますが、受験に向けてカリキュラムを組んでいるわけではないことも理解して下さい。

・成績通知票についてご意見を頂きました。仕様については大阪府共通のものとなっています。順位を入れてほしいという要望もありましたが、上の学年では選択科目が増え、同列に扱えない事情もあります。また、順位が出ることによる影響がネガティブに出ることも懸念しますし、順位だけにとらわれてしまうことも避けたいと考えます。学習は他者比較ではなく個人内比較で取り組んでもらいたいと考えています。

・同じ教科において、担当者による授業の内容や方法に関するご意見については、より生徒の理解が深まるよう、同じ教科担当内でのコミュニケーションを活発化し、相互の授業見学を行うなど、日々の研究研鑽に努めます。

・学習到達度に不安のある生徒に対する課外の指導を要望する声が寄せられました。まずは教科担当もしくは担任の教員に相談してください。現在、全てではないですが、各教科で理解が十分でない生徒に対する課題提示や放課後の補習・個別指導等、個別に声をかけ実施しています。

・生徒を対象に授業アンケートを年2回実施しています。その結果を各教員にフィードバックし、日々、授業改善を図るよう努めています。

・体育の授業補講について意見がありました。本校では高い学力と同様、生徒たちの将来を見据え、体力の向上と最後まで諦めずやり抜く力を育んでいます。各種目における補講は、学習の機会を保障するため、個々の生徒の事情を配慮しながら、1時間の授業に相当する内容を行っています。

・体育授業時の白のランニングシューズ・白靴下指定については、ユニフォームとしての体育服装が、華美にならないこと、ケガ防止のため運動に適したシューズに履き替えることを目的としています。白靴下は衛生面から体育授業時のみの着用を推奨し、体育授業後に履き替えるよう指示しています。白は汚れが目立つからこそ、清潔を保つことが意識できると考えています。ご理解ご協力をお願いします。

<学校教育自己診断参考データ>

  • 「次のことについて、教職員で日常的によく話し合っている」
    ①本校の教育課題(教職員69.4→81.7%)
    ②教科指導 (教職員83.7→86.1%)
    ③評価とその方法(教職員67.3→76.7%)
  • 「各教科において、授業、指導方法の研究や教材の工夫を日常的に行っている」(教職員91.8→95.3%)
  • 「学校内で他の教員の授業を参観する機会がある」(教職員81.7→88.4%)
  • 「体育的行事に楽しく参加している」(生徒91.7→94.0%)
  • 「体育行事(球技大会・水泳大会・体育大会・断郊競走)に積極的に参加している」(保護者91.0→94.3%)

(2)進路指導について

・今後の進路を考える上で、様々な方面で活躍する卒業生と対話する機会や、教員と保護者との懇談の機会を要望する声が寄せられました。今後も充実したものになるように努めます。現在生徒に対しては、各学年で進路説明会を実施し、それに加えて1年では大学教員や企業の方による学問や職業についての講演、2年では大学の学部・学科について、本校卒業生たちによるガイダンス、3年では4月・10月の進路説明会以外に、大学別の入試の説明会などを実施しています。 ・保護者向けにはPTA総会の際に進路部長による説明会を毎年行っております。また毎学年、年度当初に進路部よりお子様に『進路資料』もお配りしておりますので参考にしてください。 ・懇談の機会が少ないとのご意見を頂きました。行事予定になくても個別に担任もしくは進路室にいつでもご相談ください。進路室には保護者の皆様も懇談の折などにいつでも足をお運びください。昨今は大学のHP等にも最新の情報が豊富に掲載されていますので、そちらもご参照ください。

(3)校則について

・装飾品や髪の染色を禁止にしてほしい、との意見がありました。本校では「高校生らしく、華美にならない」という校則の真意を各人が考え、自分の行動や発言が自分自身や周りの人にどのような影響があるかについて十分に配慮し、自らの言動に責任を持ってほしいと考えています。

・規則があるのは構わないが、それらについての明確で適切な理由を提示してほしいという意見もありました。提示されるだけでなく、なぜ規則が存在するかを考えてみて下さい。

・制服については本校では学校で定めた制服以外での登校は認めないということを学校の方針としています。制服を正しく着用することが条件の上でのブレザー無しの防寒着の着用や、土日のクラブジャージでの登校については検討します。

・学校への携帯電話の持ち込みを制限してほしい、授業中は一切携帯電話を触らすべきではない、との意見がありました。持ち込み制限は防災や防犯上得策ではないと判断しています。生徒たちが適切に携帯電話を使用できるよう、モラルやマナーの指導を今後も継続して行っていく方針です。

(4)人間関係のトラブル(SNS・いじめなど)について

・本校では、生徒に対するいじめアンケートを、年3回実施するとともに、SNSの使用に関する講演会を実施するなどの対応をしています。生徒たちの将来を見据え、学力の向上だけでなく、人権意識の向上やモラルやマナーの向上など想像力豊かに、自分の言動に責任を持てる人間性を身に付けられるよう支援します。

・問題事象に対しては双方だけでなく関係生徒からの聴き取り、指導方針の検討決定、と時間をかけて行っています。

(5)部活動について

・本校では大阪府教育庁から示された「大阪府部活動の在り方に関する方針」に沿って部活動を実施しており、土日どちらかを休みにすることを推奨しています。ただ本校はクラブ数が多く、平日には活動場所の制限や曜日ごとの割り当てがあるため、土日しか十分に活動できないという現状もあるので「大阪府立北野高等学校 部活動に係る活動方針」を策定し、この方針に則って活動を行っています。上記方針は本校WEBページに掲載しています。
WEBページ:https://www2.osaka-c.ed.jp/kitano/club_policy.pdf

・熱中症予防については教員、生徒に対する講習を毎年5月初旬に行っています。暑さ対策を講じながら安全に活動できる計画を立てるよう啓発します。落雷に関しても雷鳴があれば、すぐに活動を中断し、建物の下に入り、最後の雷鳴から20分間は活動を中断する形で統一しています。

・部活動間の公平性の担保、部活動援助費の増額など、頂いた意見は検討したいと思います。

・部活動の顧問やコーチの決定には、教員も協力しますので、各部活動の顧問や指導部の教員に相談して下さい。外部指導員や部活動指導員を積極的に活用していきます。

・活動場所の確保や活動場所のエアコン使用のルールについては各顧問に確認をお願いします。

(6)台風などの緊急時について

・台風や交通機関の遅延など緊急時における対応の原則につきましては、WEBページに「緊急時の対応措置-原則-」として、また「合格者のしおり」に防災計画抜粋を掲載しています。
WEBページ:https://www2.osaka-c.ed.jp/kitano/2024/08/23-025532.html

・緊急時は、本校WEBページ、ライデンメール(来年度はさくら連絡網)、クラスルームなどを用いて、情報がより速やか、かつ、確実に保護者の皆様に伝わるように努めます。

(7)防災について

・本校で策定しております災害時の対応マニュアルにつきましては、その抜粋を新入生への配付物「合格者のしおり」にも掲載することにより、生徒の皆さんと保護者の皆様への周知を図ります。

また、同様の文書を本校WEBページにも掲載しております。
災害時の対応マニュアルWEBページ:  https://www2.osaka-c.ed.jp/kitano/antidisaster.pdf

・北野高校自体が津波避難ビルに指定されており、新北野地区の津波による浸水想定は3M未満と予想されています。さらに想定を超える津波が予想される場合にのみプラザオーサカへの避難が計画されています。

・各教員室の高い場所の備品は撤去済みです。各準備室も高い場所の備品や不用品を随時撤去します。

・災害時の備蓄品の保管場所は早急に検討していきます。

(8)PTA活動について

・保護者向けの行事が土曜日にある事が多いが土曜日仕事の人もいるので、スタート時間をもう少し遅くしてほしい、というご意見を頂きました。来年度の役員に伝え、検討させて頂きます。

・PTA活動への教員の参加については、勤務設定の問題がありますが改善できるよう努めます。

・六稜祭や体育大会の土曜開催は部活動の公式戦と重なるため生徒が全員参加できるよう平日開催としています。

2.施設・設備の改善について

①トイレ・手洗い場

・教室棟の1系統(1階から3階)の男女トイレをリニューアルから順次、本館3階女子トイレの半数を洋式化し、トイレの手洗いについても自動水洗に改修しました。引き続き、本館2階男子トイレ、体育館女子トイレの一部を洋式化し、男子トイレの便器(小)については、全て自動水洗に改修しました。また、液体石けんの容器も入れ替えて泡石けんタイプとしました。

業者による校舎内トイレ清掃(年間20回程度)の実施のみならず、トイレ清掃については、毎日、担当教員の監督のもと、生徒による清掃指導の徹底に努めます。

・掃除用具については年度初めに保健体育部の教員で点検を行っています。年度途中の交換も受け付けているので、都度掃除担当の教員に申し出てください。

②校舎・教室・ロッカー 

・校舎などの修繕は、緊急性や授業への影響の大きさ、費用や工期、あるいは府教委から別途予算対応してもらえるかなど総合的に判断しながら限られた予算の範囲でできるだけの対応に努めているところです。頂いた意見は今後の校舎修繕の参考にさせて頂きます。

・3年生教室前に屋根が欲しいという要望を毎年頂きます。新校舎に建替えされた際の設計で、改築には予算の確保などの課題がありますが、府教委に対し改善の要望をしていきます。

・机やロッカーの大型化、教室へのロッカー設置について、スペース確保が難しいのが現状です。

④空調関係

・集中管理システムによる本校の設定温度は、冷暖房とも、外気温に応じて教育委員会の基準を上回る柔軟な温度設定にしています。それでも必要な場合は、授業担当教員に申し出てください。

・美術室、食堂、体育館1階の空調整備については、学校としてもこれまでも府教委に対し要望を行っているところです。今回のご意見があったことも伝え、さらに要望していきます。

⑤Wi-Fi環境の整備

・1人に1台Chromebookを貸与する大阪府の事業に伴い、Wi-Fiのアクセスポイントが各教室に設置されています。スマホではなく校内Wi-Fi利用可能なChromebookを活用して頂けたらと思います。

・インターネットのセキュリティ制限については、大阪府立高校一律のフィルタリングシステムが導入されており、フィルターの内容を自由に変更することはできません。