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137期生 入学式

入学に合わせて笹部桜がいっそう香って見えていた。未明の雨は早朝には止み、雲の切れ端が青い空に余韻を残していた。

 4月1日、府内の高校に先駆けて、本校では入学式が行われた。9時にクラス発表だが、8時半ごろにはもうすでに多くの生徒たち・保護者が来ていた。

時間通りにクラスが発表され、生徒たちはそれぞれの教室へ向かう。教室では既に担任が待ち構えていて、声をかける。朝の挨拶、持ち物の確認、上履きの履き替え等、学校が始まるという実感がわいてきたのではないだろうか。

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 入学式は多目的ホールで行われる。昨年は保護者は教室で中継映像を見ていた。2年ぶりに全員集合しての開催である。全員で720名が入ると、かなり狭い。保護者席の間を縫うようにして、新入生の入場だ。いよいよ高校生活のスタートである。

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 入学式では、まず校長先生から入学許可が伝えられる。この瞬間から、晴れて合格者から新入生、137期生になるのである。

 新入生代表の宣誓、担任紹介やPTA会長の式辞の後、生徒たちは退場した。この後各教室にて必要書類の提出し、教室を出てクラス写真撮影、芸術の教科書・体操服の購入があり、ロッカーの説明がある。番号式のカギは慣れないとなかなか使いづらい。

 ここまでで午前中が終わりである。午後からも続く。検診である。聴覚検査・X線検査・心臓検診など慌ただしい。しかし測定器は限られているので、待ち時間も結構長い。待合室代わりの多目的ホールではさっそく生徒同士の交流が始まった・・・。が、いつしかピアノ演奏が行われたり、マイクを持って歌いだす生徒もいたり、思いもよらぬにぎやかな展開になっていった。

 本校に通う生徒たちの中には通学時間が1時間近く、あるいはそれ以上になるものもいる。中学校の友人とは今まで通りに会えなくなるかもしれないが、この北野高校で気持ちを新たに、流れる季節たちを微笑みで送れますように。137期生なら、大丈夫だと確信した初日であった。