逆ラン

「歴史的な強さ」と言われる台風10号。進路予想が刻々変化し、ランニング並みの超低速で移動するため、近畿地方への接近がどんどん遅くなり、いよいよ今日は休校の判断をしなければ...と緊張状態でしたが、お昼を過ぎても雨どころか、お日様が顔を出しています。

近畿地方への再接近は明日から明後日にかけて、とのことで今日中はいつもどおりに授業をしています。

自分自身が学生の頃は台風が接近すると「学校休みにならんかなぁ」と、のんきなことしか考えていませんでしたが、いざ、生徒や教職員の安全を預かる立場となると、なんとか被害がないように、誰もケガをしないようにと祈るような気持ちになります。もちろん祈っているだけではなく、被害を出さないための備えと、いざという時の迅速な判断が必要ですが、適切な準備と適切な判断だけですべてが安全であるとは言い切れませんので、災害対応は緊張状態が続きます。

今日は無事に授業ができそうだなと少し安心したら、空からいつもと違う音が聞こえます。桜塚高校の近くにある伊丹空港を離発着する飛行機の音がいつもより大きいのです。

これはもしかして?と思って調べてみたら、今日は風が強いために「逆ラン」をしているようです。

伊丹空港では通常時は南東→北西へ離発着していますが、逆ランでは反対の北西→南東に離発着をします。調べてみると1年間で逆ランになるのは2%とのことです。

これが逆ラン。通常は南東→北西のルートです。

鉄道の計画運休など、台風の影響は様々な場面で現れていますが、少しでも被害が小さいことを祈っています。