後期・始業式

夜桜は一般的な三学期制ではなく「前後期制」ですので、
9月29日(金)に前期・終業式を行い、土日をはさんで
10月2日(月)に後期・始業式を行いました。

後期・始業式は放送にて行いましたが、准校長からのコメントを
このブログでもご紹介します。

あまり准校長の話を聞いていなかった(?)場合はぜひ読んでください。

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 先週末に終業式があったばかりですので、始業式と言っても少し実感が薄いかと思いますが、今日から後期が始まります。

 こうして皆さんに話をする機会はそれほど多くなくて、生徒との接点が少ない准校長しては、何かちょっとでもみんなに響くような話がしないたいなぁと、いろいろ考えます。しょうもないことなら、「今夜もアイス」ってなんやねん、とかすぐに思いつきますが、岡町駅前のお店、行ったことありますか?

 何か話のネタをと考えていたら、勉強の方法について、私が実践したことがありますので、ご紹介します。よく「学校の勉強が何の役に立つねん」と言われますが、それは役に立てるか立てないかは自分次第であり、少なくとも勉強したことが邪魔になることはありません。最近では海外から日本に観光に訪れる外国人も多いですが、突然声を掛けられた時、皆さんはどうやって言葉を返しますか? たぶん、自信はなくても英語で返答すると思います。1、2、3、4を外国語でも言えるのは多くの人が英語だけでしょう。勉強の成果はこんな小さなところにも出ています。

 とは言え、すべての教科を興味を持って取り組むというのは難しいので、少しゲーム要素を入れて勉強してみるのはどうでしょうか。例えばゲームをクリアするために、アイテムは少なくとも、これとこれは必要、レベルも最低でも50、できれば55まで上げれば楽に攻略できるかも、といろいろと策を練りますが、次のテストで80点を取るためには、今の自分に何が足りないのか、完璧ではなくてもどの苦手を克服するのが一番楽ちんか。その苦手克服はいまから取り組むべきか、1か月あれば大丈夫か、など作戦を練ってみてはどうでしょうか。

 実際に私は、国家資格の電気工事士2級の免許を、1円も使わずにYouTubeの動画学習だけで取得できるのかに挑戦したことがあります。筆記試験の他、電気配線などの実技試験もありますが、全部YouTubeで勉強しました。理論を全て理解しようとすると時間が足りませんから、ある程度の理解にとどめて、あとは過去問題をたくさん解いて出題の傾向とパターンを覚えました。問題にこの言葉が出てきたら、ほぼ間違いなく答えはこれ。もしひっかけ問題だったとしても、これくらいなら間違っても大丈夫とデータを取りました。実技も同じように絶対にミスをしてはいけない部分と、時間節約のためのテクニックの練習を頑張りました。あえて自分に制限をかけるゲーム性を持たせることで、自分でも楽しみながら勉強ができ、約2ヵ月の勉強で無事に合格できました。今の仕事にはなんにも役に立ちませんが、自信にはなります。本当は壊れている准校長室のエアコンも資格的には自分で修理できますが、いろいろ問題があるので、やりません。皆さんも、学校の勉強以外にも、資格試験などをゲーム的に挑戦してみるのはどうでしょうか。

 さて、2週間後には文化祭があります。文化祭準備では、なかなか思うように準備が進まず、クラス全員が一致団結、というのも難しくて人間関係に悩むこともあるかと思いますが、それは自分たちに限ったことでもなければ、夜桜の文化祭に限ったことでもありません。日本中、ほぼすべての学校の、ほぼすべてのクラスで文化祭準備はもめます。私自身も何度も経験しました。それも含めて、学校でしか経験できないレアなことだと思って、文化祭準備を通して、ぜひ友人の良い面を見つけられるようになってほしいなと願っています。