令和4年度始業式

いよいよ令和4年度が始まります。本日、2~4年次生の始業式を行いました。

放送での始業式でしたので生徒の皆さんの元気な顔をみることはできてませんが「やはり学校という建物は生徒のいる姿がよく似合う。」と改めて思いました。

以下に、本日の始業式でのあいさつ文を記載いたしますので、是非、文字でも読んでみてください。

あいさつ文

皆さんおはようございます。准校長の田中です。

いよいよ新年度が始まりました。それぞれ学年が上がり、新たな気持ちで新年度を迎えたことと思います。さて、この一年はどう過ごしていきましょうか?

 これまでどおりというだけでは、大切な時間の過ごし方としてはいささかもったいないと思いますので、是非、自分を成長させるようなことに挑戦してください。たとえば資格取得などのような、その結果が目に見えるものの方がモチベーション維持にはつながると思います。この1年で何か一つ「成果」をあげてみませんか。

 さて、新型コロナ感染症が生活を変えてしまってから3年目を迎えました。現在も新たな変異株の出現という情報がメディア等で流れ、皆さんの中にも不安を覚えている人がいるかもしれません。
しかし、多くの人はすっかりコロナにも慣れてしまって、危機感が薄くなってきているのではないでしょうか?

いろいろな情報が飛び交っていますので、それぞれ思うことは異なると思いますが、感染症対策は自分の為というよりは、むしろ他の人のためにしっかり徹底してください。お互いにその思いがあれば今年も夜桜は臨時休校などとは無縁で過ごせると思います。よろしくお願いします。

本日は午後6時過ぎから入学式が行われ、42名の新入生を迎えることができました。
式辞の中で「お互い様の気持ちを持つ」ことと、生活の中に「余白」をつくること、そして「放っておく力を育てる」という3つについてお話ししました。時間がないのでそれぞれの内容についてはここでは省略しますが、式辞は准校長ブログにも掲載しているのでそちらを見てください。
お話した3つのことは、人間関係を楽にする方法として紹介しました。

 ある調査機関によると人が生きていく上での一番のストレスは「人間関係」であるとの報告があります。現代では特にSNSの普及により他者とつながっている時間が以前に比べ格段に増えたため、かえって実際に面と向かっている時よりも人間関係が濃密になっているそうです。その事からストレスを抱える人が急増していると分析されていました。

ずっと繋がっていることで自分のことを知ってもらい、相手のことも理解できる。互いに理解しあえることはとても素晴らしい事ですが、どれだけ親しくなっても程よい距離感がないと、とてもストレスフルになる場合があることを理解してほしいと思います。

本当にお互いを思いやるというのはどういう意味なのか。どうすれば人間関係をストレスフルでなくすことができるのか探っていくことも重要です。
入学式の式辞では自分の居場所や過ごす時間を心地よい環境にするには、周囲に依存するのではなく、自分自身がそれを作り上げていくことが重要だという話もさせてもらいました。

みなさんも自分自身の力で過ごしやすい環境を作り上げてください。
これで年度初めのあいさつを終わります。