本日、1月11日久しぶりに生徒たちが登校してきました。二期制のため始業式という形ではありませんが集会を持つ予定にしていました。しかし、コロナの再拡大を受け放送での話のみとなりました。以下に本日の話を掲載しておきます。
皆さんあけましておめでとうございます。
残念ながらコロナの再拡大により、予定変更していた視聴覚室での話ができなくなり、皆さんの顔を見られないのがとても残念です。
いま、拡大していると考えられているオミクロン株は感染力が非常に高いとされています。皆さんもこれまで以上に感染対策を徹底するようにしてほしいと思います。
さて、このような状況になってしまいましたが、年が改まり2022年になりました。皆さんは年の初めに何か今年の目標や計画などを考えてみましたか?
「1年の計は元旦にあり」といわれます。「元旦」は元日の日の出を表しています。これは「物事を始める時は、しっかり計画をたてて、できるだけ早く始めた方がよい」という意味です。
人が生きていく上で、計画を立てることはとても大切なことです。無計画で行き当たりばったりではうまくわけがありません。しかし、逆にどれだけしっかりとした計画をたてても、うまくいかないこともあります。むしろ、計画通りいくことの方が少ないかもしれません。しかし、そんな時にどう振舞うかで、その人の人生は大きく変わっていきます。
失敗に飲み込まれるのではなく、苦しいけれどもう一度自分の状況を見つめ直し、何が問題なのかを考え、今、何ができるのか、何をするべきなのかを考えて行動に移す。このような能力を「レジリエンス」と言います。予測のつかない社会を生きていく上で身につけておくべき最も大切な力とされています。
今まさにコロナという予測のつかない出来事が起きています。思い通りにできないことばかりになりました。こんな時こそ「レジリエンス」を発揮して、自分が納得できる行動、大きく言えば「自分らしい生き方」を模索してほしいと思います。
3月まであとわずかです。この年度の締めくくりにふさわしい高校生活を送ってください。
4年生の皆さんはあと少しで卒業です。残り少ない夜桜での生活を最後まで楽しんで過ごしてほしいと思います。今を大切にしてください。
これで、おわります。