前期終業式をむかえて

本日の前期終業式は、放送で行いました。以下に、終業式でお話しした内容を記載しておきたいます。

皆さん おはようございます。 准校長の田中です。

まず、はじめにみなさんにお礼を言いたいと思います。いつもコロナ感染症の対策に協力してくれてありがとうございます。

昨日、緊急事態宣言が解除され、今日から学校でも少しだけできることが増えました。部活動も感染対策をしっかりとった上で活動できるようになりました。

ただ、まだまだ予断を許さない状態ですし、これから寒くなると、感染症そのものが広がりやすい環境になります。昨年も11月から1月にかけて再びコロナの感染が拡大したことを覚えている人もいるかもしれません。

再度、気を引き締め直して同じことにならないようにマスク着用や手洗いなどの感染対策を徹底してほしいと思います。

では、ここから、すこし別の話をしたいと思います。前期の授業を終え、皆さんの前期成績がでました。この後、担任の先生から通知票が手渡されると思いますが、どのような結果が返ってくるのか楽しみな人も不安な人もいるかと思います。

成績は、定期考査の得点だけでなく、これまでの皆さんの頑張りを先生方がしっかり見て評価したものですから、自分の努力がどのように評価されたのか、自分の目でしっかり確認して、しっかり反省してほしいと思います。

いま、私は「反省」という言葉を使いました。「えっ、反省って、頑張ってないと決めてかかって失礼や」と思った人もいたかもしれませんね。そうですね、反省という言葉は、一般的には自分のよくない言動を振り返るという、どちらかというとネガティブなことを意味します。

でも、反省の本当の意味は少し違うのです。反省の「反」の字は「振り返る」という意味ですし、省の字は「かえりみる」と読みます。

つまり、反省の本当の意味は「自分のしてきた言動をかえりみて、その良かったこと悪かったことの両方を改めて考えること」なのです。

だから、皆さんは、通知票を前にして、自分のできたことや頑張ったことを思い出してしっかり自分をほめてあげて下さい。一方で「失敗したな」と思った部分があれば、同じ失敗を繰り返さないように、なぜそうなったのか? 自己分析してください。失敗はしっかり振り返らないと、必ずもう一度やってしまいます。その上で、新たな気持ちで後期を迎えてほしいと思います。

あと3カ月で今年も終わります。来年になれば、あっという間に3月が来て、4月が来て卒業や次の学年に進級することになります。後期では、自分のできたことをさらに伸ばし、できなかったことを少しでもできるよう努力をする。後期はそんな時期にしなければなりません。そして、全員で次の学年に進級しましょう。

最終学年の人たちは、いま高校卒業後に向けて自分の夢の実現に頑張ってくれていることと思います。皆さんの思う進路に進めるよう先生方も協力は惜しみませんので、しっかり夢を実現して。3月1日の卒業式を迎えましょう。

さあ、月曜日から後期です。この週末でリフレッシュ&リセットをして後期に向かって行ってください。

これで終わります。