1時間目に3年生の英語コミュニケーションⅡの授業を見学しました。担当の先生が、今日の読む英文を読む前に、皆さんが地理の知識があるかどうか、確認する、ちょっとした問題を出しました。答えは屋久島だったのですが、もちろん、屋久島のことを英文で書いています。解答は4択にしてくれていましたので、ローマ字で書かれた屋久島だなと思えた自分にホッとしました。次は世界の地理ですが、トルコのCappadociaを答える問題でした。これもまた、熱気球というヒントがあるのですが、なかなか苦戦しました。生徒たちは、相談してもいいということで、席を移動してワイワイ言いながら答えていました。この後の英文が屋久島なのでよけいに興味をひきつけたのでしょう。
2時間目は1年生の生物基礎です。実験ということで、前回は酵素の働きということで、肝臓片を用いて試薬を使って観察するというものでした。今回は「ブタの腎臓の観察」です。本物のブタの腎臓を使って腎臓の構造を観察してその働きを考察するというものです。解剖とまではいかなくても、輸尿管、腎動脈、腎静脈を見つけて腎動脈に墨汁を入れて血管の場所を見つけるというものでした。生徒たちは、実際に腎臓を手にして、ピンセットを使って輸尿管などを発見していました。注射器で墨汁を入れるのがなかなか難しくて、3つのうち、ひとつの班が成功していました。後は腎臓を開いて、腎臓の中を観察しました。腎臓だけあり、においが臭いので、臭い臭いと言いながら見ていました。腎臓の仕組みについて、実際に目にすると、理解が深まりますね。もちろん実験なので、担当の先生だけではなく、もうひとりの理科の先生と、実習助手の先生で実験は行われました。また、他の先生方も見学に来られていました。この準備のために、理科の先生たちは、他校の実験を見学に行っていました。そして予備実験をして今日を迎えています。実技実験を伴う教科は、そういう下準備をしているのです。こうして、生徒たちに経験させられるのですね。実験を通して、本物の知識が身につくという授業でした。