インフルエンザが猛威をふるっています。府立高校でも学年閉鎖や学級閉鎖が相次いでいます。小中学校ではかなりの数が出ています。ふだんなら、12月から1月、2月がピークなのですが、今年は早くも感染が始まっています。この傾向はコロナ後の特徴です。コロナ禍では、コロナの感染防止対策をしていると、インフルエンザの発生が抑えられていました。ということは、うがい、手洗い、ソーシャルディスタンス、マスク、アルコールなどの感染対策をしていれば、インフルエンザの感染防止にもつながるということでした。しかし、コロナ後では、そこまでしていません。しかも、一時のインフルエンザの感染がなかったことで対インフルエンザの抗体も弱くなっているという説もあります。睡眠、うがい、手洗い、栄養、という基本的なことをするしかありません。それでも感染するときは感染します。その時はしっかり休むことが大切です。3年生は、今週水曜日から修学旅行です。やはり今からでも遅くはありません。体調管理と感染防止をはかりましょう。
さて、今日は2つの授業を見学しました。まずは、4年生の「論理・表現Ⅰ」です。科目名ではわかりにくいかもしれませんが、英語です。chromebookを用いて、日本と海外とどちらに旅行に行きたいかということを尋ねました。もちろん英語で。それに対して、答えは分かれますが、わかれたところで班をつくり、なぜ行きたいかを考えよう、そして、その理由を英文で表現しようというのが最終目標でした。それぞれの班で、自分の考えを話し合い、それぞれいろんな意見が出ました。圧巻はここからですね。生徒たちが理由を日本語でchromebookで記入すると、黒板の画面にそれが出ます。では、これらを英文に訳すためにどうしたらいいのか、ということを先生が示してくれました。直訳では単語がわからないと難しい。でも、意味を変えないで表現を変えれば英訳できる、という説明をしてくれました。生徒たちが、ひとつひとつの質問に答えていたのが印象的でした。
もうひとつは、同じく4年生の世界史探究です。今は古代文明で、インダス文明と中国文明をしていました。それぞれの文明で遺したものの写真であったり、宗教であったり、この後、これまでにした文明の共通点についてするところでチャイムが鳴ってしまいましたが、どのような考察ができるのか、楽しみなところです。世界史も、地図や遺跡の写真、土器の写真があることで、わかりやすくなるものです。