教職員 教育相談研修

本日は、教職員の教育相談研修として、「LGBTQ+の児童生徒の存在を認識した学校での取り組み」というテーマで、宝塚大学看護学部の日高康晴教授にお越しいただき、1時間半にわたる講演をいただきました。日高先生は、この問題を緻密な調査研究によって、根拠をはっきりさせたうえで、学説をとなえておられます。すべてが根拠のある話なので、あっという間の1時間半でした。

たとえば、クラブで遊びに来る若い人たちに、直接話しかけてアンケートをお願いすることで、若者の性被害であったり、薬物への依存であったり、いろんな背景がわかってくるそうです。ひとつのデータを、多面的に分析することでわかってくることがあるそうです。

今日のお話の中でも、ある程度予想されていたことを、データによって確実に身につけられたこともありますが、実はいじめられたいた子どもたちが割合では非常に高いことがわかります。

また、府立学校に対しての印象も耳の痛いお言葉をいただきました。我々教育に携わるものとして、常に新しい知識を身に着けていくことと、多様性ということを言葉だけではなく、実感としてもっておくことが大切だと思いました。

日高先生が監修された「ぼくのスカート」という絵本は、一見の価値があります。ぜひご一読を。