8月 季節はまだまだ夏

今日から8月になりました。相変わらず、猛暑です。体温と同じ気温が続きます。

8月は「葉月(はづき)」ともいいます。旧暦の8月から命名されたのですから、季節感は秋です。現在の9月から10月にかけての季節が旧暦の8月ですから、「紅葉が進んで葉が落ちる様子」から「葉落ち月」から「葉月」になったというのが定説です。

さて、葉が落ちるとはとても思えないほどの今日この頃です。新暦の8月に合わせて考えると、「葉月」というのは、葉が青々としている様子というほうがしっくりきます。なにせ、この太陽のもと、樹木は青々と茂っています。水が不足してくるとまた様相も変わるでしょうが。

季節感というのは、それなりの風情があっていいのですが、昨今はなかなかそうはいきませんね。でも、蝉の声に夏を感じ、太陽に夏を感じ、そしてたまに吹いてくる風に、心地よさを感じてくれば、季節感を感じることができますかね。

早朝、少し風がさわやかでした。昔は、夏の暑い時に少しさわやかな風が吹くと、「極楽の余り風」と言ったそうです。どんな時代であっても、季節を感じながら生活したいですね。いろんなことを感じながら人間の情操は養われていくのかもしれませんね。

昼には昼の、夜には夜の、それぞれの季節感がありますね。