拝啓

4年生の授業では、国語常識という授業をおこなっています。今日は、その授業を見学しました。今は、郵便局の教材を用いて、手紙の書き方をしていました。確かに、今は手紙を書く機会というのは減りました。社会人になっても、仕事上の文書は書きますが、手紙となると、お礼状とかになります。授業の中では、封筒の表書きや差出人の書き方から始まり、頭語、時候のあいさつなど、決まり事をまずは説明して、手紙の型というものを学んでいました。頭語にはいろいろありますが、やはり「拝啓」で始まり「敬具」で終わるのが常套でしょう。これくらいは知っていてくれればという思いです。見本の視写をしたところで、今日は終わりましたが、次の時間は実際に手紙を書いてみるようです。

前回の授業では年賀状をしたそうです。年賀状も、今となっては本当に書く人が少なくなったと思います。でも、ハガキを書くということは知っておいていいと思います。確かにメールでもLINEでも、新年のあいさつはできます。でも、やはり年賀状で挨拶をするということも今後はあるかもしれません。そういう意味では、一般常識として知っておいてほしいことです。

担当の先生もあれこれ悩みながらしている授業ですが、国語に関係する社会での常識というものを、生徒たちに学ばせたいと、いろいろと考えてきた一年だそうです。ぜひとも、社会に出てから、ふと思い出してもらえたらなあと思った日でした。