冬至

今年最後の二十四節気です。「冬至(とうじ)」です。一年のうち、最も太陽が低い位置にあり、最も昼が短いころです。太陽の力が一番弱まる日でもあります。翌日からは、再び昼が長くなる「太陽復活の日」「春の始まりの日」として、運が向いてくると言われています。しかし、この日がいちばん夜に支配される日でもあることから、邪気をはらったり、無病息災を祈ったりする日でもあります。これからが冬本番という時です。そのために、ゆず湯に入り、ゆずの香りが邪気をはらうと言われています。ゆずと「融通」のごろ合わせで、運気上昇を願うという意味があります。しっかりお風呂につかって、身体を温めて風邪予防になる効果を期待できるということです。それから、カボチャを食すというのもこの日にすることとされています。かぼちゃは「なんきん」ともいわれ、「ん」のつく食べ物は運を呼び込むと言われています。また、かぼちゃは保存しやすく、栄養価も高いことから、風の予防にきく食べ物を言われています。

この日は、太陽が弱いので、「陰」の日であり、物事を始めるにはふさわしくないという日だそうです。いろんな考え方がありますが、明日からは太陽のあたる昼の時間も増えつつあり、ただ、冬の寒さは本格的になることから、栄養をしっかりととって、風邪予防につとめるという日です。

地域によって、冬至によっては大根をたいて食べるところもあるそうです。身体を温める食べ物をとることが大切なようです。また、大掃除をしたり、ネガティブなこと、例えばけんかをしたりしてはいけないそうです。運気が低い中なので、運が逃げたり、さらに運気が下がってしまうそうです。

今日は、身体をしっかりと温めて、穏やかに過ごすのがいいようです。