防災教育

本日、防災教育を実施しました。

初めの10分間は、堺東献血ルームの方から献血についてのお話をしていただきました。
血液は緊急な時に人命を救助するために使われます。
しかし、血液にも成分があり、それぞれ保管できる日数が異なります。
とくに血小板は4日ほどしか保管でません。

「献血する」という些細な行動が社会の誰かの命を救っていると考えると、感慨深く感じられます。
ただ、諸事情により献血したくてもできない方もいらっしゃいますので、強制することはできず、任意ではありますが、可能であれば人助けと思って献血してみるのもいいですね。

12/18(水)のお昼に堺東駅前で本校生徒が献血キャンペーンとして、献血の協力を呼びかけさせていただきます。

献血に前向きに協力していただける方がいらっしゃいましたらお願いしたいと思います。

次に堺市消防局の方からDVDで危険物の取り扱いについて学びました。
ここでは、ガソリンの危険性についてのお話がありました。

実験でビーカーに入ったガソリンの液体を、空のビーカーに傾けました。この時液体は移動していません。

そこで、空のビーカーに火を近づけると火がつきました。
ガソリンは可燃性蒸気です。ガソリンの液体が入っていなくても気化した気体に火を近づけることで炎がでます。
知っていればそのような危険は予防できますが、知らなければ大惨事になりかねません。
火でなくても、静電気を帯びた体で近づけると可燃性蒸気に引火することもあります。

危険物の特性を知って安全対策が必要です。

また、身近な危険物を保管・管理・運搬するときの注意や、消火器の使い方も学びました。

後半は講義をしていただきました。

消防法上の危険物として
・酸化性固体...マッチ など
・可燃性固体...マッチ箱のこする部分
・自然発火性物質、禁水性物質
・引火性液体...(もっとも馴染みがある)ガソリン、塗料、化粧品、灯油 など
・自己反応性物質...花火など(ニトロセルロースという成分)
・酸化性液体...医薬品。これは可燃物と混合すると燃焼を促進する。

これらは、日常にもありふれています。しかし、扱いを誤ると火事になったりして大切なものを失うことになります。
家庭内での危険物の事故を防ぐため、部屋の換気 コンロの側に危険物を置かないなど、また車やバイクのセルフスタンドでガソリン給油するときには静電気や吹きこぼれに注意するなど、普段から気を付けることがいっぱいです。ちょっとした油断が大惨事になります。
注意しすぎるということはないので、気を付けていきたいものです。

最後は火災を想定して避難訓練を実施しました。
生徒の皆さんもスムーズに避難することができました。
消防士の方々にもお褒めの言葉をいただきました。

いつ起こるかわからない災害ですが、危険物意を認識し、取り扱いを慎重にするだけで防止できます。

「注意一秒ケガ一生」といった言葉があります。

気を付けましょう。