本日、堺警察署の警部補の方をお招きし、交通安全教室を開催しました。
交通事故で命を失った方は、堺区では一昨年7人、昨年は4人亡くなったそうです。
内2人は自転車の方だそうです。
本日の内容は主に自転車による事故や交通ルールの確認、注意点について講義とDVDによりご講演いただきました。
自転車による死亡事故については、ヘルメットをかぶっていなかったことが多く、もしかぶっていれば、命は助かったかもしれないというケースもあったそうです。
昨年4月から自転車に乗る際はヘルメット着用が努力義務になりましたが、着用率はまだ低いとのことです。
頭を守るだけでも助かる確率は上がるそうです。気を付けていきたいものです。
自動車を運転している際に、目と耳から入る情報は約65%と言われているそうです。
つまり、自動車の運転手は必ずしも歩行者や自転車を認識できているかというと、そうでもないということです。
自転車の運転手は「自動車より自転車(歩行者)のほうが優先」と思い、自動車の運転手は、「止まってくれるだろう」「譲ってくれるだろう」「自動車の運転手が気を付けるだろう」と考えてしまうことで、危険な行動に出ることが多くみられるそうです。
・左端を通行していた自転車が、三叉路で自動車の前を横切り急に右折する。
・一時停止で止まらない
など自動車から予測しづらい状況で自転車の危険な行動にあい、事故に至ることも多いとのことです。
自分の命を守るためにも、自分勝手な行動はせず、自動車の運転手は自分に気がついていないという意識をもって安全な走行に心がけてもらいたいと思います。
また、安全な走行をするためには、「イヤホンを付けての運転」「傘さし運転」「二人乗り」など自転車では許されていない行動はぜひともやめてほしいと思います。
自分が交通事故に巻き込まれる危険性もありますが、何より他人を傷つけて(けがをさせて)しまう可能性があるからです。
加害者となれば、責任は重く賠償責任や傷害についても対応しなければなりません。
普段使いやすい乗り物だからこそ正しく安全に乗ることで、自分と周囲の人の安全を確保していきましょう。