今日、先生方で人権研修を行いました。
テーマは「出生前検査」についてでした。テレビ取材の映像を見て、このテーマを授業にするとした時にどのような授業展開が考えられるのか?というものでした。
このテーマは「新しい倫理を考える」として早稲田大学で模擬裁判を行ったりもしています。「出生前の命の選択は、是か、非か」という争点です。もちろん模擬とはいえ何らかの判決を出したものではありませんが、近い将来、このことで実際に裁判が行われるかもしれません。
科学技術の発展は、これまでにはなかった状況を生み出すことがあります。その時には必ず新しい問題や課題に直面するはずです。その時にどう考えてゆくのか?
まさに「正解のない問い」です。そんな時にこそ「考える力」が試される時なのではないでしょうか?
結論は出ないかもしれない、しかし、絶対に行動しなければならない。
そんな状況に置かれたときに、自分ならどう考え、どう行動するのか?
後悔しない判断がしっかりできる人になってほしいと願っています。