「減災」を考えよう

本日は秋季防災訓練を行いました。春の訓練は火災を想定して行いましたが、今回は地震です。

30年以内に70%の確率で起こるとされている南海トラフ地震は、今すぐに起きても何の不思議もない状況です。大阪では震度6弱が予想されています。火災と違って気を付けていれば発生を抑えることができるという災害ではありません。地震予知についても研究が進んでいますが、自然現象を予知することの困難さは昨今の異常気象の状況を見ても明らかです。

だからこそ、大地震が起きた時の「被害を抑える」という考え方が必要です。これを「減災」といいます。どうすれば命を守れるのかを最優先にして、「減災」を考えてみましょう。

地震は突然起きますから、日ごろから備蓄等の準備をしておく必要はあります。大阪北部地震でも明らかなようにガスの復旧は水道や電気に比べて遅れることが多いようです。例えば携帯用ガスコンロを準備しておく必要はあるでしょうね。また、食料は何日分準備すればいいか? トイレの水はどうするのか? 消防や自衛隊などの行政に丸投げにすることなく、自分の身は自分で守りましょう。

昔から「備えあれば憂いなし」と言われているように、日ごろからの準備や心がけが、イザというときに落ち着いて行動できる力になります。

今日の訓練を学校行事の1つといったとらえをするのではなく「減災」を考える機会にしてください。