ちょっと考えてみませんか

先日、理科の授業見学でP.V.A(ポリビニルアルコール)を含んだ洗濯のりに食塩水を加えてスーパーボールをつくるという実験をしていました。実は私も理科の教師なので興味深く見学させていただきました。

生徒の皆さんは手際よく作業を進め直径2~3cmほどの白いスーパーボールを作れていました。

ただ、市販のスーパーボールとは素材が異なるのでそれほど弾まないのですが、それでもワイワイ言いながら机の上で弾ませていましたねえ。

最後に先生からなぜ食塩水を加えることでスーパーボールができるのか解説があって授業が終わりました。

ここで私からみなさんに質問です。

もし、食塩水ではなく砂糖水なら同じようにスーパーボールになったと思いますか? 食塩水の代わりにアルコール(エタノール)を使ったら何が起きるでしょうか?

また、もっと短時間でつくる(固まりやすくする)ためにはどんな工夫をすればいいでしょうか?

こう聞かれて「じゃ、やってみよう」となれば、理科を好きになる素質は十分ですよ。

そのまえに「こうなるんじゃないか? だって・・・だから」なんて「仮説」が立てられるようなものなら将来は研究者?かも

「学び」はこうやって広がるもの、いえ、広げていけるもの だと思っています。

授業や教科書から飛び出て、その先の学びを見つけてほしいと思っています。