6月５日（木）放課後に枚方消防署 地域防災向上センターの方を講師にお招きし、教員対象の救命救急講習会を実施しました。講習では傷病者の発生時から胸骨圧迫、AED装着までの一連の救命処置の手順を学び、心肺蘇生用簡易疑似人体モデルを使用して実際に胸骨圧迫の実技を行いました。
後半は実践的に校内の様々な学習場面を想定し、傷病者発見から救命処置の手順や胸骨圧迫、AEDの操作、救命救急隊への引き継ぎ方などを学びました。救命救急隊が到着するまでの約９分間を、経過記録も取りながら、如何に適切に対応できるか。受講する教員の表情や訓練姿勢も真剣でした。
例年、６月中旬より始まる各学年の水泳学習初日には水難事故を想定した救急救命体制のシミュレーションを行い、生徒と教員が共に「命の大切さを考え、知る安全教育」として取組んでいます。初動を正しく行うことができれば救える命もあります。生徒たちが安全・安心に学校生活を送るためには不測の事故や傷病に迅速かつ的確に対応できる救命救急体制が欠かせません。〈事故を起こさない〉事前の安全管理だけではなく、〈いつでも、どこでも不測の事態は起り得る〉という日常的な危機管理意識も大切にしていきます。