本日午後は、教育相談委員会主催の研修を実施しました。本校SSWの紹介で、堺地域若者サポートステーションからお越しいただき、「堺地域若者サポートステーションの活動紹介と支援事例について」という題目で講演をいただきました。相談窓口が、どのようなことをおこなっているのかということを、ふだんなかなか知ることができないため、こういう研修で、知見を深めることができます。1時間という短い時間ですが、しっかりと今後の支援につながる知識を深めることができました。
授業見学は、数学Ⅱの基礎クラスと体育の授業にいきました。どちらも3年生なので、この頃よく准校長が現れると思ったことでしょう。
数学Ⅱでは、グループになって、いろんな問題を解いていました。ポイントは、わかった人は、困っている人に教えるということ。教えることで、自分も整理できるということです。ここでは、ただ計算するというのではなく、思考力を鍛える問題をしていました。担当の先生は、授業が終わったら、脳が疲れている授業をしています、とのことでした。確かに、思考力が鍛えられる問題ばかりでした。
体育は、昨日見学した3年生のバスケットボールの続きです。今日のメインは、レイアップを撮影して先生に提出するということです。しかし、班に分かれて、バスケットボール経験者がいろいろアドバイスをして、撮影に臨むというやり方をしていました。ここでも、教えるということをしていました。
人に教えるということは、実は自分の知識や思考を深めることができます。教えるためには、教える内容をわかっていないといけないのはもちろん、どのように教えるかということを考えます。どんな言葉で伝えたらわかってもらえるか。最大の学習は人に教えることです。生徒同士で教え合うことをしていると、やがてともに学びともに成長することができます。教師は、そのサポートを少しするだけでいいのです。