本日で修学旅行も終わりです。先ほど、19時20分ころ、新大阪に着き、解散したという連絡がありました。いくつかのハプニングはありましたが、全員無事に戻れました。そして、この旅の思い出にしっかりと浸ってほしいものです。修学旅行は、プライベートの旅行と違って、学校の同学年で行く旅行です。親しい人だけではなく、しかも引率に先生がいます。だから集団で生活するということを学ぶとともに、ふだんでは経験できないことを経験するのが修学旅行です。もしかしたら、今後、プライベートで今回行った、ハウステンボスや大宰府天満宮、長崎市街などに行くかもしれませんが、その時に、そういえば高校時代に行ったなと思い出してもらえればいいのです。その時の印象とはまた違った思い出景色をみることでしょう。
さて、明日は二十四節気でいう「小雪(しょうせつ)」です。明日は土曜日ですので、今日のうちにお話ししておきます。この時期は、「わずかに雪が降るころ」という意味で、本格的な冬の訪れを前に、北国や山間部で初雪が舞い始める時期です。現に長野県では、日本アルプスの頂上付近では雪が積もってきています。先日、栂池高原にある民宿のインスタでは、山脈の尾根に雪が積もっている写真がアップされていました。でもまだ、日中には温かい日があります。今日のお昼は少し暖かい気候でした。この時期の日中に、春のように暖かい日のことを「小春日和(こはるびより)」と呼ぶことがあります。まるで、春のような日和、ということです。この後には「大雪(たいせつ)」という季節が待っています。そうなるといよいよ本格的な冬となります。これからは、冬の準備をしていくという時期です。
ちなみに、最近はなくなってきましたが、お世話になった人に贈る「お歳暮」の準備を始めるのもこの時期なのです。以前は百貨店が、お歳暮商戦といって、この時期にいろんなお歳暮を用意して、販売するということもありました。昔からの言い伝えが残っている反面、風習というのは少しずつ変わっていくものです。