先生たちも学んでいます

今日は教員の人権研修ということで、学校を飛び出し、大阪市の森ノ宮にある、「ピース大阪 大阪国際平和センター」に行きました。ここで、施設内の展示の見学と「堺大空襲」に関する映画の鑑賞をしました。初任のころの研修を始め、人権研修会で何度も訪れている施設ですが、何度来ても気持ちが引き締まります。もともとこの施設は、大阪大空襲のことを風化させてはいけないという趣旨から始まった施設です。だから、大阪大空襲で犠牲になった方々の名簿が「刻(とき)の庭」というところの銅板に彫られています。以前、本校でおこなった堺大空襲の「次世代の語り部」企画にあったように、戦争を知る人たちも鬼籍に入っています。経験者が少なくなっている中、やはり自分たちの住んでいるところがどんなことになったのかを知ることは、すなわち平和学習の根幹につながると思います。

なじみの場所が、空襲で焼け野原になってしまい、景色が一変してしまったこと。年端もいかない子どもたちが、空襲という虐殺行為で、戦争の犠牲になってしまったこと。勉強もさせてもらえずに、総動員して戦争のための行動をしていたこと。こういうことを語り継いでいくことは、教員として大切なことだと思います。教育に携わるものが、戦争の悲惨さを語り継ぎ、平和のありがたさを学ばないといけないと、改めて思いました。

さて、展示の中に、なんと「天神祭」が戦後13年ぶりに開催されるというポスターを発見しました。まさに今日は天神祭、奉納花火の日です。なんという偶然か。戦時にはまた、戦後すぐにはできなかった天神祭ができるという平和をあらわすポスターでした。

そして、18時からは、先日の薬物乱用防止教育を都合により受けられなかった生徒たちが、補習にきました。大阪税関の方にきていただき、麻薬探知犬の実演を示してもらった内容です。その時の録画映像を見てもらいました。


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