テスト前ということで、各教室は先生方がテスト前のラストスパートをしたり、まとめをしたり、テストに備えての学習のポイントを示したり、より熱がはいっています。生徒たちも、学習に取り組んでいます。テストが近づくにつれて、プレッシャーにも感じるのでしょう。そういうプレッシャーに押しつぶされそうになる時もあります。そんなん気楽にしたらいいやん、というのは簡単です。がんばろうとしている芽を摘むことになってしまいます。本校ではよく「寄り添って」と言います。ただ近くにいるだけの時もあれば、抱えているしんどさを話してもらうこともあります。生徒には生徒の悩みもあります。だからこそ、学習している意味、学校にくる意味、をいずれわかってほしいと思います。なんのために、と考えた時、一人ひとり意味が違います。本校の先生たちは、毎日寄り添って生徒たちと話しています。
そんなことを思いながら校舎を出て見上げると正門横の時計が目に入りました。実はこの時計、定時制50周年の時に建てられたようです。この時計に少しだけ関係のあるお話を、藤井校長先生を通じて、以前定時制で教頭をしていた方のお話を伺いました。その時に校長先生と、この時計を見に来た時に、柱に書いている50周年という文字を発見しました。全日制・定時制の生徒を見守っているこの時計が定時制50周年のものとは、なんとなく誇らしく感じました。
夜に輝く時計に、頼もしさを感じた夜のひとときでした。