准校長からの挨拶
ご挨拶
桃谷高等学校・定時制の課程のホームページをご覧いただきありがとうございます。
令和6年4月に着任いたしました准校長の福島 洋平でございます。
私は大学卒業後、システムエンジニアとしてIT企業に勤務した後、大阪府の数学の教職員として堺市立の中学校や文部科学省の海外派遣教員を経験しております。平成25年より大阪府立の高等学校の教職員として勤務しており、令和5年度は府立東淀川高等学校の教頭、今年度は、定時制の課程の准校長として着任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
桃谷高校は、昭和41年4月に大手前高校通信制課程の独立校として現在の地に誕生しました。平成4年度には府立初の単位制高校に、平成7年度には価値観の多様化や急激な社会の変化に対応するため、通信制課程とともに新たに定時制課程の昼間部、そして翌年に夜間部を開設しました。そののち定時制課程は、平成17年度に多部制単位制(クリエイティブスクールⅠ部・Ⅱ部・Ⅲ部)に改編され、生徒の多様な学習ニーズに応える教育システムをもつ学校に生まれ変わりました。平成30年、大阪府の再編整備案により本校の多部制単位制の各部は、その役割を発展的に解消して4年後の令和5年に閉部となり、桃谷高校は通信制の課程と定時制の課程(夜間)の学校となりました。
本校には、働きながら通学する生徒や外国にルーツのある生徒、不登校経験のある生徒や他校からの編転入学生徒、中学校の夜間学級を卒業した生徒など、多様な背景のある生徒が在籍しています。それぞれの事情は違いますが、一人ひとりが自分のペースを大切にしながら学校生活を有意義に過ごしています。
本校はめざす学校像を「安全で安心な居場所で小さな成功体験を積ませることで生徒を社会参画する市民として育て、世に送り出すセーフティネットとしての学校」とし、
1 個に応じた学習指導の工夫に努め、学力の向上を図る。
2 生徒の自己実現を支援する進路指導を推進する。
3 豊かな心や社会性を育む。
の3つに重点を置き、教育活動を展開しています。
教職員は、カウンセリングマインドをもって生徒の支援・指導に当たっております。すべての生徒が「この学校に入学してよかった」と思えるように、教職員が一体となって、安全で安心な生徒の居場所となる学校づくりを進めています。
加えて、府立高校では数少ない完全単位制を実施する本校ならではの柔軟な教育システムを有効に活用し、「桃谷でしか学べないこと、桃谷だからこそ伸ばせる力」というものを常に念頭に置きながら教育活動を行っております。
多様な学びを通じて、安定した納税者を生み出し、社会や大阪府に貢献できる人材の育成をめざす桃谷高校・定時制の課程へのご支援ご協力を、今後ともよろしくお願いいたします。
令和 6年4月1日
大阪府立桃谷高等学校
定時制の課程
准校長 福島 洋平