防災の日の避難訓練(地震)をおこないました

本日(9/1)は、防災の日です。3時間目に地震の避難訓練を実施しました。

地震の想定は「太平洋和歌山西海岸沖45Kmの地点でマグニチュード8の地震が発生。この影響により20分後に大阪湾に津波が接近。避難勧告が出された。」というものでした。

生徒の皆さんは、放送や授業担当の先生方の指示で5階視聴覚教室に安全確認をしながら避難をしました。とても落ち着いて避難ができていたと思います。

避難後、先生方の講話などをおこない、地震などの災害にどう備えたらよいか、地震や地震発生時にどう避難したらいいかについて学習しました。

本日の私の講評をのせておきます。家の人や友達と、万一、地震などの災害に合った時の備えについて話をする機会としてください。

【地震防災避難訓練時の講評(2023.9.1)】

皆さん、地震の避難訓練、うまく避難できましたか?

今日は、防災の日です。100年前の今日、1923年(大正12年)9月1日11時58分に相模湾北西部を震源とするマグニチュード7.9の関東大震災が起こりました。この地震での死者行方不明者10万人を超えるといわれています。地震発生がちょうど正午前であったため、昼ご飯の準備で多くの家で火を使っていたため、火災が発生し全体の90%の人が焼死したといわれています。この惨事を教訓として、『台風や高潮、津波、地震等の災害について認識を深め、それらの災害について大暑する心構えを準備するため』政府が1960年に制定し、毎年全国で防災訓練が行われます。

地震は、いつどこで起こるかわかりません。そのため、地震に遭遇した時の行動を日ごろから意識しておくことが大切です。この避難訓練をその機会としてください。

地震が発生した場合は、テレビのテロップやスマートフォンなどで緊急地震速報が流れます。

気象庁のWEBページで緊急地震速報について調べてみました。

緊急地震速報には震度5弱以上で出される"警報"と震度3以上やマグニチュード3.5以上で発表される"予報"があります。

震度5弱以上で出される"警報"がテレビやスマートフォンで知らされます

警報が出た場合は、地震動により重大な災害が起こるおそれがあります。

大阪では、5年前の2018年6月18日朝7時58分に大阪府北部地震が実際に発生しました。最大震度は6弱でした。皆さんのほとんどは、この地震を体験し、出身の中学校や小学校で実際の避難をしたと思います。

では、次に地震から身を守るためのポイントを3点言います。

(1つ)地震が発生したら、安全確保を優先する。

    大きな揺れが起こったら、机の下などに入り落下物から頭を守りましょう。

(2つ)避難するときはあわてない。

    揺れがおさまってから、避難します。津波の発生が予想される場合は、できるだけ高いところに移動します。

    そのため、今日の訓練では5階に避難してもらいました。床に落ちている落下物やガラスなどに注意しながら移動してください。

(3つ)日ごろから、災害に備えておく。

    地震や津波などから身を守る方法を知っておくことが大切です。

    身近な人たちと「地震が発生した時に取るべき行動やお互いの連絡方法」を共有しておくことがとても重要です。

もし、地震やその他の災害(風水害、Jアラートなど)に遭遇したときも、今日の避難訓練で体験したことを思い出し、冷静に安全を優先して行動してください。