11月10日(火)20時45分にサイレンが鳴り「これは訓練です。緊急地震速報が出ました。机の下に隠れるなど強い揺れから身を守ってください」と放送が流れました。1分後、教室、廊下等の電気が消えます(消しました)。最初の放送から3分後、「避難経路の安全が確認されました。各教室からグラウンドへ避難してください」と再度放送が流れ、生徒は避難を開始しました。教室や廊下の電気が消えかなり暗い中、教室に設置されている懐中電灯や各自のスマートフォンの明かりを頼りに、生徒がグラウンドへと避難してきました。避難にかかった時間は4分47秒。残念ながら昨年度より15秒ほど長くかかりました。
今回は学校のまわりが明るくまだ避難しやすい状況でしたが、実際に地震が起き、まわりもすべて停電して真っ暗になると今回より避難するのが難しくなります。また、本校には高齢の生徒や障がいのある生徒も在籍しています。それらの生徒も含め、全員が安全に避難できるようにするにはまだまだ工夫が必要だと感じました。
南海トラフ地震がいつ起こっても不思議ではないと言われています。学校が所在する大阪市生野区では、津波による大きな被害はなさそうですが、生徒が登校している時間に大きな地震が起き、交通機関が途絶すれば帰宅できない生徒、教職員が出てきます。避難の訓練だけでなく、そういったことも想定しておかなければならないと感じました。