「中秋(ちゅうしゅう)の名月」とは、旧暦8月15日の十五夜に月見をする習わしのことです。旧暦では、秋は7月から9月であり、その真ん中にあたる8月15日を中秋と呼んでいました。この日の夜に昇る月のことを「中秋の月」と呼び、さらにこの頃の月が美しく見えることから、「中秋の名月」と呼ばれるようになりました。旧暦であるため、現代の太陽暦でみると、今年は10月6日が中秋にあたります。ちなみに来年は、9月15日が中秋の名月です。
十五夜とは、新月に日から数えて15日めの夜を指します。おおよそ、十五夜の月は満月になりますが、常に満月というわけではありません。月齢15が満月を指しますが、月の軌道が楕円形のため、多少のずれは起こります。ちなみに今年の10月6日の月齢は14.1なので、ほぼ満月といってもいいでしょう。
中秋の名月の起源は、この時期にあたることから、美しい月を見ながらお供え物をして、豊作への祈りと感謝の気持ちをあらわす日なのです。
今日の空を見上げて名月をめでてみましょう。
さて、今年が中秋の名月である日に、後期が始まります。後期は、いろんな行事が多いことと、この一年の総まとめをするときでもあります。半年間に、いろんな慣れがあったと思いますが、もう一度気持ちを入れなおして、また新たなスタートと捉えるとともに、半年間の決意を新たに取り組むこととしましょう。