芸術鑑賞会

今年度の芸術鑑賞は、滋慶学園COMグループが社会貢献ミュージカルとして実施している「明日への扉 Hospital Of Miracle」でした。放送芸術学院専門学校と大阪アニメ・声優&eスポーツ専門学校の生徒さんが中心になって製作したミュージカルです。これは、滋慶学園が、1992年から骨髄移植推進キャンペーンミュージカルに取り組んでおり、今年で32回目を迎えるそうです。出演者だけではなく、音響・照明・部隊製作・運営などすべて学生さんがおこなっています。

内容は学生らしいハチャメチャなところがあるかと思うと、登場人物が白血病で、骨髄移植が必要であり、この骨髄移植にはどんな難しさがあるのか、ドナーとの適合がいかに難しいか、とういことを中に織り交ぜていました。非常にわかりやすく、また、命の大切さや、生きることの素晴らしさということを伝えてくれる舞台でした。学生さんの演技もすばらしく、途中でのダンスや歌もクオリティの高い舞台でした。最後には、「一般財団法人 夏目雅子ひまわり基金」を代表して、夏目雅子さんのお兄さんがお話をしてくれました。改めて、助かる病になっているけど、ドナーがいないことには助からない病であることを自覚させられました。カーテンコールでは裏方の方すべてが舞台上にあがり、大きな拍手で終えました。 出演者の皆さんは、ロビーで募金とアンケートの回収をおこなっておられ、会場を出るまで熱気があふれる場所でした。

八戸ノ里にある、東大阪市文化創造館で実施しました。現地集合ということで、多少の不安もありましたが、杞憂に終わりました。また、内容に関しても、何かを感じ取ってくれれば、芸術鑑賞だけではなく、先日のがん教育とともに、いのちについて考えてもらえればという芸術鑑賞会でした。担当された先生方は、夏休みころから、滋慶学園の方と打合せをしたり、会館まで下見に来て、当日の動線を確認したりとしていただきました。

ありがとうございました。