教育活動について
教育課程
- 小学部の教育課程は、教科(国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図画工作、家庭、体育、外国語)、特別の教科 道徳、外国語活動、総合的な学習の時間、特別活動(児童会活動、学校行事、学級活動、クラブ活動等)、自立活動となっています。
- 児童の実態を把握した上で共通の学習課題を持つ学習グループに分かれ、児童同士で学び合う学習を基本に進めています。教科化となった道徳では、検定教科書に収録している道徳的読み物から登場人物の心情を話し合ったり、外国語科や外国語活動では、外国人の講師と交流し外国語に親しむ機会を設けたりしています。自立活動では、聴覚学習、発音発語指導、言語指導や、障がい認識についての学習も行っています。他の障がいをあわせ有する重複障がい児は、学年を超えた縦割り学習グループによる実態に合わせた学習課題を進めています。その中で学習意欲を高め主体的な参加を促し、自己実現を達成できるような学習機会を設けることを進めています。各教科の指導に当たっては、一人ひとりに個別指導の計画を策定し個別のニーズに合わせた学習目標の設定のもと基礎的・基本的な内容や発展的内容の学習指導を進めています。
縦割り集団の取り組み
1年生から6年生までの全員が縦割りグループ「すずかけグループ」に参加し、いつもの学級とは異なる異学年集団の中で交流及び共同活動する場を大事にしています。自分の所属する色別グループの中で、高学年の児童は低学年のよき見本となって牽引していくことを経験し、低学年の児童は高学年からさまざまなことを学ぶ場にもなっています。また、学年が上がるごとに上級生から助けてもらう立場から下級生を助けていく立場へ切り替えていく長期的な視点も踏まえた継続的な取り組みとなっています。
児童会活動の取り組み
小学部では児童会活動に取り組み、4年生以上の児童の中から選挙で選ばれた会長・副会長・書記に加え、学年代表を含めたメンバーで児童会を進めています。また、4年生以上の児童は『生活委員会』か『交流委員会』のいずれかに所属します。『生活委員会』では、毎週火曜日の昼休みに読書の機会を設ける図書室開放や安全学習、清潔検査を担当します。『交流委員会』では、毎週木曜日の昼休みに行う全学年が参加する活動である「集団遊び」の企画や運営を担当します。毎週金曜日の朝に児童集会を行い、各学年が交代で学習した内容や行事の思い出を発表しています。
習慣化をめざした取り組み
読書週間、給食週間、はみがき週間、手洗い週間等、集中して取り組む期間を設けて、日常生活の中で習慣化をめざす取り組みを進めています。給食週間は給食室に勤める栄養士の先生からバランスの取れた食事や栄養の大切さをきいたり、はみがき週間では虫歯を予防するための正しい磨き方について学習したりしています。
安全意識を高める取り組み
家から学校まで通学する児童の安全意識を高めるために、様々な安全学習の取り組みを進めています。大阪府警察を招いて、道路標識の学習や、通学路を想定した場面を実際に歩き、車や信号等どこに気を付けたらいいかを学ぶ交通安全教室を進めています。また、大阪メトロの関係者を招いて、地下鉄の正しい利用の仕方や災害時の対応を学習する地下鉄指導教室を進めています。また自力通学を行っている児童たちは、最寄りの駅やバス停まで一緒に下校する班を作って、付き添いの先生と共に安全に気を付けながら集団下校をしています。
学習発表会
小学部の児童が演劇や日頃の学習成果を発表する場として、秋に開かれる文化祭の中で学習発表会を実施しています。ほぼ一か月前に発表の練習を開始し、各学年が創意工夫を凝らしながら一人ひとりが協力して集団表現の技術を磨いています。また、台詞を手話や声で大きくはっきりと表現するよう工夫したり、体の向きを意識した演技を考えたりと観客に伝わりやすい表現を意識しかつ学ぶ場にもなっています。
漢字能力検定
児童の漢字学習の意欲を育て基礎学力の定着を図るために、3学期に受検希望者による漢字能力検定の準会場受検を実施しています。
実績
2013年度 | 合格率100% |
2014年度 | 合格率 95% 満点賞 2名 |
2015年度 | 合格率 94% 満点賞 4名 |
2016年度 | 合格率100% 満点賞 2名 |
2017年度 | 合格率 94% 満点賞 2名 |
2018年度 | 合格率100% |
2019年度 | 合格率88% |
2020年度 | 合格率77% |
2021年度 | 合格率80% |