7/10(火)、長柄八幡宮の隣にある『御菓子司 八幡屋』さんにて、和菓子作り体験をさせていただきました。毎年、この時期に行かせていただいており、貴重な体験をさせていただいています。今年は餡の色付けから練り菓子やくず饅頭などを作り、練り菓子の上にのせるくずも専用の包丁で切らせていただきました。やってみると難しく、なかなか上手にできませんでした。
ご主人も茶道をされていることもあり、茶道の世界における和菓子のお話や今までされてきたお茶会での貴重な体験談、外で行われる和菓子作り講習会での出来事など、いろいろなことを聞かせていただき、部員たちも真剣に聞いておりました。その中でも一番印象に残ったことは、和菓子を作る道具のほとんどはその店の職人の方が自分の使いやすいように手作りをされているということでした。しかし、現在の刃物屋さんとかでは扱っていないような刃物を使っていたりするので、今使っている道具が使えなくなると同じものを作れなくなってきているそうです。道具一つをとっても、あらゆる分野の昔ながらの職人の方がいなくなると作れなくなってしまうので、寂しいことだと感じました。
茶・華道部顧問 井上 斉子(なおこ)